かえで保育園
保育園, 枚方市, 2019
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| WORKs 仕事 | 19.10.02
みなさま
日頃よりたいへんお世話になっております。
このたびご縁を頂きまして、2017年4月1日より
京都大学(大学院工学研究科建築学系)に准教授として着任いたしました。
名城大学在任中は公私にわたり一方ならぬご厚情を賜り
誠にありがとうございました。
しばらくは名古屋の自宅と名城大学、京都とを行き来しております。
今後も設計実践と研究の両立・融合をひきつづき目指すとともに、
大学が果たすべき、また大学においてこそ可能な社会的役割を担えるよう、
地域とフィールドに密着した建築の設計・研究・教育に励みたいと思います。
今後とも一層のご指導ご鞭撻をいただけますよう、心よりお願い申し上げます。
本来でしたら直接ご報告に伺うべきところを
とり急ぎこのような形でお伝えすることをお詫び申し上げます。
2017年4月1日
柳沢 究
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新しい連絡先は下記の通りです。
京都方面にお越しの際はお気軽にお声掛けください。
〒615-8540 京都市西京区京都大学桂 C1-4-281
京都大学大学院工学研究科建築学専攻・居住空間学講座
TEL: 075-383-3277
※これまでのメールアドレスも通じます
しばらくはひきつづき名古屋です。
| NEWs 最新情報 | 17.04.01
建築学会のweb版「建築討論」の企画にて、「伝統産業の転用」と題した座談会に臨席し、「地域と産業に寄り添うホスト的建築家」という論考を寄稿しました。
「ホスト的建築家」というと響きがアレですが、観光学での「ゲスト/ホスト」論のホストです。座談会は、関西の大学の建築系学科を卒業し主に中部圏で産業と関わりながら活動する、石野啓太(信楽)・浅野翔(有松)・水野太史(常滑)ら三氏(企画:川井操、司会:辻琢磨)。事前の常滑ツアーがたいへん面白かった。信楽も今度ぜひ伺いたい。
座談会の内容を受けて書く、という不慣れな出題に苦しみました。またこういう企画で、自分が参加者中最年長であることにも軽くショックを。
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建築討論011 建築作品小委員会選定作品(担当:辻、水谷、川井)
■作品解説:
FUJIKI Renovation, SHIGARAKI ART COMMUNICATION
石野啓太 / 明山窯、まち編集ユニットROOF
ARIMATSU PORTAL; PROJECT
浅野翔 / デザインリサーチャー
《本町の集合住宅》《トコナメレポート2010》《水野製陶園ラボ》
水野太史 / 水野太史建築設計事務所、水野製陶園ラボ
■論考
産業構造と地域コミュニテイ
水谷晃啓(豊橋科学技術大学 講師)
地域と産業に寄り添うホスト的建築家
柳沢究(名城大学 准教授)
| NEWs 最新情報 | 17.03.26
実に久しぶりの更新。facebookに慣れてしまうと、こっちの投稿が億劫になってしまうけれど、風化しないうちに7月の大阪行きの件をアップしておきます。
実験集合住宅NEXT21が公開されていたので、せっかくなので研究室の学生達に行くか?と尋ねたら結構な参加希望者がいたので、7月9日、総勢10名にて名古屋から大阪の弾丸ツアーを決行。幹事は米澤君。
朝9時集合で名神をかっとばし始めに西淡路高射砲陣地跡住居へ。
一帯がスクオッティングの名残を残しつつ再開発が進んでいる様子。マンションに囲まれた周囲とのコントラストの方が強く、高射砲台跡自体が浮いてしまい、さらにそこに加えられた増築部が安っぽく見える。ステージ状の上部構造と下部構造をつなぐ場当たり的増築による空間は面白そう。
中之島の公会堂はほんの少しかすめて、昼食をかっこみNEXT21へ走る。
じっくり2時間の見学ツアー。建設後20年を経て育った立体的な植栽と路地空間の構成がすばらしくて、逆にスケルトン&インフィルというコンセプトがかすみそう。スケルトン状態の住戸(?)も見せて頂けたのはよかった。建設された実験住戸には大阪ガスの社員が住んで、設定通り(例えば料理教室を開く等)の生活を送るのだという。竹原義二さんの住戸も見学。
その後急いで、個人的には今回の大阪行きのハイライトである、木村松本建築設計事務所による「K」へ。設計者の木村さんに直々にご案内いただく。
時間が少なく申し訳ないというか残念な、もっとゆっくりしたい、街に曝されているような守られているような、これまでに味わったことのない空間だった。第一印象で、新築なのに改修物件のように感じたのが不思議だったけれど、白すぎず濃からず、無彩色の淡いトーンでまとめた色彩と、同じく微妙な表情の素材の選び方や、意図の明快すぎない寸法のとり方、街との距離のとり方が、時間を経た空間にも似た深みを感じさせたのかなと感じた。
学生たちも「建築ってここまで深く考えるんですね」などと後で神妙なコメントをしていた。良い刺激をもらったと思う。木村さん、本当にありがとうございました。
名残惜しく「K」を後にして大急ぎで、営業時間終了間際の木材仲買会館へ。木材を扱う業者の建築として、木を使いたおすデザイン。このような施設にもかかわらず建具を木製にするための法規対応などが興味深かった。学生たちもとても興奮していた様子。当日のアポ(失礼しました)にも関わらず、こころよくご対応いただき感謝です。
最後に、阿倍野の旧村野・森建築事務所を外から眺めて、近所の居酒屋で軽く打ち上げ、その後名古屋へ。ドライバーはお疲れ様でした。
| MEMO 雑記・ブログ | 13.08.22 | (0)
2月になってしまいましたが、今年の「年賀状・撰」の発表です。
年賀状という日本のコミュニケーション文化を尊重し、年賀状に込められた創意・工夫を讃え選出作を1年間掲示鑑賞する、というこの企画も4年目。
>> 主旨と弁明
>> 年賀状・撰 2011
>> (2010はアップロードしそびれ)
>> 年賀状・撰 2009(その1/その2)
今年も10作品を選出しました。
おおまかな基準は、①手間がかけられていて、②読んで触って眺めて楽しめて、③一年間飾っておきたくなるもの、といったところ。特に③の比重が年々大きくなっています。
それでは本年のBEST3から。
●BEST3
▼ read more...Tags: 年賀状 | MEMO 雑記・ブログ | 12.02.16 | (0)
古い床板に柿渋を塗りました。
(参加メンバー:施主Aさん・その妹さん+究所長・イナガキ氏・ヒショ)
まずは板の汚れやホコリをとるため、雑巾で板の表面をゴシゴシ拭き、その後刷毛で柿渋をムラのないよう丁寧に塗ります。今回は室内なので1度塗りにしました(あまり柿渋の色が濃くなりすぎるとせっかくの風合いが損なわれるので)。
乾いた床板がしっとりと落ち着き、潤いを取り戻した感じがします。
トップライトからの光を浴びながら作業するイナガキ氏。
柿渋は光に当たると色が濃くなっていくという性質を持っています。
何年か経って、光の当たり具合によって色の濃さにグラデーションが出ることを期待しています。
ちなみに、このバラ板を貼り合わせた壁のヒントになったのは、港町などで見られる古い舟板を貼りあわせた壁だそうです(下の写真は、以前紹介した鞆の浦の蔵の舟板)。
ところで、
柿渋はぱっと見、熟成した赤ワインのような色合いをしています。作業途中ふとそのことをつぶやくと、横から究所長の声「柿渋飲んだことあるで~」。試しに柿渋をなめてみると、赤ワインとは似てもにつかぬ味。少量なのに口いっぱいに広がる渋み。
そういえば、その昔神楽岡工作公司で「味わう建材の会」という企画を実施した話を思い出しました。究所長はその時柿渋を試飲したらしい。事務所に帰ってその時の写真を見せてもらうと、何とオードブルに始まりデザートまで、「テイスティング」していました・・・。
建築に使われる土や木材、顔料、糊などを味わってみる、というこの珍企画。2004年の試みですが、埋もれさせるにはもったいない。後日、あらためてアップしたいと思います。
(ヒショ)
Tags: GD邸 | MEMO 雑記・ブログ | 11.10.13 | (0)
約2ヶ月ぶりの更新です(ぬか床もダメにしてしまうほど忙しく…)。
遡りますが、現在進行中の町家改修:GD邸について、一部ご紹介を。
7月28日の様子
解体時はがした床板を再利用し、キッチンとリビングの壁面(内壁)に貼ることにしました。ただ、そのままではなんとなく古ぼけた感じがするので、自然塗料の力を借りてリメイクすることに…。では、数ある塗料の中でどれを選べばいいのか?
事務所で日々数種の「塗装実験」を重ねた結果、今回は「柿渋」を使うことに決定。柿渋は、透明感があることに加えて、日光にさらされると色が変化するのが魅力です。
40年ほど経った板はよく乾いていて、新しいものに比べて塗料の吸収も良く、何を塗れば良いかの判断をするにもなかなか手強い。
進行具合は後日報告します!
(ヒショ)
Tags: GD邸 | MEMO 雑記・ブログ | 11.09.12 | (0)
町家改修の京都GD邸は、現在見積調整の佳境に。
並行して、躯体や下地の状態をより精確に把握するための、部分的な解体工事を行いました。この家はたぶん昭和10年頃の建設で、その後何段階かの改修が施されている様子。その改修の地層を剥がしていく作業です。
上:
一階の畳をあげ床板を開けていく。基礎は束石。
床下は乾燥していて状態は悪くない。しかし改修時の施工があまり丁寧ではなかったようで、床は全体をつくりなおすことにしました。
左:
ベニヤを剥がしたら、真壁の土壁が出てくるとは予想してたのですが、意外や大津壁が登場。柱は塗りがかかっている。壁の状態もそんなに悪くなく、味があるといえばある。が、そのままで使うにはちょっと苦しいかな。
ここの土壁を観察すると、少なくとも2度大掛かりな改修がされていることがわかった。
右:
天井を剥がすと、今度は立派な大和天井が出現。ベンガラで綺麗に仕上げてあり、梁や板の状態も良好。これは嬉しい予想外で、このまま使うことになった。
左:
プリントベニヤにあった、かつてこの家に住んでた女の子が描いたと思われる落書き。なかなかのセンスを感じさせる描線です。柱のあちこちには、背比べの傷がたくさんありました。
右:
で、そのベニヤをはがすと煤で真っ黒になった壁が。
どうやらここは火袋(竈の上にある煙抜き用の吹き抜け)だったところで、後の改修でそこに階段を作ったことがわかった。
とすると通り庭の位置もだいたい推測できる。原型がだんだん見えてきた。
上:
では、元々の階段はというと、ここにあったことが壁の様子からわかる。
(階段の側面についている斜めの板の痕跡です)
竹小舞・荒壁・中塗・上塗りと、仕上げサンプルを示すかのような壁面が面白い。
これはこのまま残したいなあ。だめかなあ。
左:
2階の床板は、板厚が2cmほどあり幅も広い立派なもの。これはそのまま使える。
畳の下には必ずといっていいほど新聞紙が敷かれていて、その日付から畳替えの時期がわかる。これは1990年だったので、そんな昔ではない。
前に調べた町家では、「満州国建国」=昭和7年の新聞が出てきて驚いたことがありました。
右;
一階床下から出てきた不思議な構造体。
レンガを積んで内側を漆喰で仕上げてある。明らかに耐火の仕様だ。
囲炉裏? 職人の作業用の炉? 隠し金の保管場所? などといろいろな意見が出たのですが、事務所に戻って調べてみると、どうやら昔の掘りごたつの跡のよう。この中に炭を置いて使っていたらしい。
Tags: GD邸 | MEMO 雑記・ブログ | 11.04.15 | (0)
ひさしぶりの神楽岡スライド会、やります。
講師は、昨年度、文化庁新進海外芸術家派遣による
ドイツでの一年の研修を終えられた畑中久美子さん。
神楽岡でのスライド会は2004年以来の2回目となります。
ドイツの環境共生建築の話はもとより、
事務所での仕事のスタイルや、旅のおはなしなど
さまざまな興味深い話題が伺えると思います。
どうぞ奮って、またはお気軽にお越し下さい。
詳細は下記よりご確認ください。
>> 神楽岡工作公司:スライド会「ドイツで見たこと考えたこと」
| MEMO 雑記・ブログ | 11.04.02 | (0)
2/26(土)、27(日)
みやこめっせで開催されたASJのイベントに初参加する。
新聞の折り込みチラシを見て、10年近くご無沙汰の方が訪ねてきてくれたりもした。
2日間通算で100組くらいの来場者の方々と、設計についての考え方やこれまでの仕事について、繰り返し繰り返し話をする。さすがに疲弊するが、この人はどんなことに興味を持っているのか、どう話したら伝わるのか、考え工夫しながらやっているとだんだん反応が変わってくるのは楽しい。
設計事務所の人間は、小売店等のように日常的に大勢のクライアント(候補)と話をする機会があるわけではないので、よい経験になりました。
この二日間、みやこめっせの3階では合同卒業設計展が開催されていた。99年僕らが卒業の時、一時中断していた合同卒業設計展を工繊大の鳥居斉を中心に再起動した。その時は京都の6大学しか参加してなかったのに、今回は19大学という巨大さ。
布野修司先生も1日目のパネリストとして来ていたようだが、タイミング合わずお会いできず。同じく2日目のパネリスト勝矢武之氏とは、26日の晩に軽く飲む。負けずにがんばろうっと。
| MEMO 雑記・ブログ | 11.03.10 | (0)
二年ぶりの「年賀状・撰」です。
(実は、昨年もちゃんとえらんだんだけどアップロードをサボってしまった)
年賀状という日本のコミュニケーション文化を尊重し、年賀状に込められた創意・工夫を讃え、選出作を1年間掲示鑑賞するという企画(→主旨と弁明はこちら)。
今年もヒショと共に、昼休みに11作品を選出しました。
基準は有って無いようなもんですが、あえていえば、①手間がかけられていて、②読んで触って眺めて楽しめて、③一年間飾っておきたくなるもの、といった感じです。
不遜なのは自覚してますので、請ご容赦。
それでは本年のBEST3から。
●BEST3
Tags: 年賀状 | MEMO 雑記・ブログ | 11.01.22 | (0)
うちの事務所は「建築研究室」と名乗っていることもあり、ときどき研究の仕事もやったりする。ここ一ヶ月ほどは、某大きめの企業から依頼されたインドの伝統的住宅に関する研究レポートに、ずっと取り組んでいた。それがようやく先日脱稿! 肩の荷が下りた〜。机に山積みになってた資料もこれで片付けられる。
はじめはヴァーラーナシー、マドゥライの現地調査資料を中心にまとめるはずが、結局、総論から他都市の事例までフォローし、結構なボリュームとなってしまった。ご満足いただけるとよいのだけど。
というようなレポート執筆の合間に、ウェブを見てご連絡いただいた町家改修の相談の、現場確認に行ってきた。
たぶん昭和初期くらいの築で、少なくとも外見上かなりしっかりしている。町家にしては珍しく広い南向きの裏庭があり、明るい日の差し込む室内が魅力的な町家だ。
Tags: GD邸 京都 研究 | MEMO 雑記・ブログ | 10.11.24 | (0)
斜庭の町家が、地域住宅計画推進協議会主催の「第5回 地域住宅計画賞(作品部門・すまいづくり)」で、最高賞となる「地域住宅計画賞」に選ばれました。
地域の住文化や生活を活かした「現代のヴァナキュラー住居」を目指す当事務所にとっては、とても励みになる受賞です。
どのような点を具体的に評価いただいたのかはまだわかりませんが、今月末に兵庫県篠山市で行われる表彰式とシンポジウムで、いろいろと伺えると思います。
古民家を宿泊施設にして限界集落の再生を実現した「集落丸山」の見学などもあるようで、楽しみです。
(後日のレポートをご期待ください)
※
「地域住宅計画」は、数年前までは「HOPE計画」と呼ばれていました。
「地域に根ざした住まい・まちづくり」を進める制度として、昭和58年度に旧建設省において創設され、それぞれの地域の気候・風土、伝統、文化、地場産業などを大切にしながら、地域の発意と創意により住まいづくり・まちづくりを推進することを目的にした活動です。
(ヒショ)
今週発売の『チルチンびと』63号に、斜庭の町家(T邸)と当事務所が、少し紹介されています(p.160)。
その土地の気候風土への対応はもとよりのこと、暮らしの習慣や近隣との関係の取り方など、いわば地域で培われ蓄積されてきた「集合的な住経験」とでもよぶべきもの(これは多くの場合、間取りや家屋の配置構成、ディテールに表現される)を、きちんと認識・理解しかつ尊重しつつ謙虚にしかし媚びずに参与する。
そんな「ジェントルな住まい」のあり方がいいんじゃないか、という気がしてきています。
先月の27日、五條会館(五条楽園歌舞練場)にて、五条st大宴会『三つ数えて目をつぶれ!』と題したイベントが行われました。
開催の経緯はこちら(極楽通信)に詳しいですが、趣旨を要するに、最近いろんなお店が増えて面白くなってきた五条界隈の人たちで集まって宴会しようぜ、というもの(といわけで、一応うちの事務所も協賛として名前を連ねています)。仕掛け人はご近所の友だち、ハライソのさっこさん。
Tags: 京都 訪問 | MEMO 雑記・ブログ | 10.10.06 | (0)
祇園にあるギャラリー ASPHODELで行われている、京大高松研展覧会「depth」にOB枠(スタジオコースOBとして。実は高松事務所でのバイト経験もあったりして…)で出展させていただいています。
会期は、2010年10月2日(土)〜11日(月)。
>> 詳細はこちら
| NEWs 最新情報 | 10.10.02
『高僧と袈裟』が楽しみなヒショです。
昨年の今頃、5階にある事務所の窓の外にはアサガオが咲いていました。
所長が「窓の外に花が咲いてたら楽しいじゃん(横浜風)、日除けにもなるし」といって、ベランダの鉢から頑張って3〜5mも誘引して、写真のように花が咲くまで成長したのですが・・・
この後、紐がぷちっと切れて、アサガオは下の階までデローンと垂れ下がってしまいました。
ネットをつければよかったのですが、それは大げさだろうというのと、思い立ってその日に作業したため、ありあわせのビニール紐を使ったのがよくなかったようです。
空中で咲いてる姿が可愛らしかったので残念でした。
(日除けには全然なってませんでしたけど)
所長は「アサガオは水平方向に伸びてくれないことがわかった。いちいち手で巻き付けて誘引するのが面倒だった。次回は別の植物で挑戦したい」と語っています。
Tags: ヒショ 事務所 植物 | MEMO 雑記・ブログ | 10.08.18 | (0)
すっかり梅雨もあけて夏だけれど、宵々々山(14日)の雨はすごかった。
鴨川はこれまで見たことがないほどに増水し、川沿いの遊歩道を完全に水没させ、橋の下のハウス群を文字通り洗いざらいに押し流したようだ(ブルーシートにくるまった段ボールハウスがどんぶらこと流れていく瞬間を、一回だけ目撃した)。
twitterでは写真付き実況がとびかっていたらしい(すごい時代だ)。
>> 鴨川写真集
もうすぐで溢れそうな鴨川を眺めながら、川ってのは憩いの場とか交通のルートであるとかの以前に、都市にとっては不可欠な排水路なんだなぁ、という当たり前のことをしみじみと思っていました。
幸い今回は川が氾濫するに至らなかったけれど、川に許容量以上の水が流れ込めば、つまった便器から水が溢れるように、当然溢れるしかないわけで、その状況を想像しながら治水(pdf)の大切さを少し実感した雨でした。
うちの事務所からみた鴨川:平常時(7/21昼)と増水時(7/14朝)の比較
▼ read more...Tags: 京都 | MEMO 雑記・ブログ , SELECTED 選り抜き | 10.07.21 | (0)
究建築研究室
キュウケンチクケンキュウシツ / Q-Labo.
代表者:柳沢 朋子
協働者・前代表:柳沢 究(京都大学工学研究科・柳沢研究室)
2002年 Que一級建築士事務所 設立
2008年 一級建築士事務所 究建築研究室 に改組
2012年 京都から名古屋へ移転
2020年 究建築研究室 に改組。名古屋から京都へ移転
(1) 設計:建築・インテリア等の企画・設計・監修・コンサルティング
(2) 研究:都市・建築・生活・デザイン等に関する研究・執筆・編集・講演
(3) 企画:(1)・(2)に関連する研究会・イベント等の企画
| ABOUT 概要 | 10.03.20
| LINKs リンク | 09.09.19
7月中に仕上げなければいけない宿題が終わらぬまま8月に入り、あれよあれよで盆が明けてしまいました。ようやくちょっと一息ついたので8月前半のことを、またまた週単位で振り返ってみる。主に仕事以外のこと。
2009/8/3〜9
8/4(火)
福島の建築人・佐藤敏宏さん「ことば閲覧」にて事務所に来訪。インタビューをうける。金子国義のリトグラフにいきなり反応していた。70〜80年代のアンダーグラウンドな世界を体感してきた方のアンテナだと思う。
こちとらシャイなので素面では話はできませぬと、しょっぱなからビールを出して呑む。途中から佐藤さん酔っぱらったのかインタビュー形式崩壊。でもそのまま4時間くらい話して、さらにその後、近所の櫻バーに行って3時間程とりとめもなく。
佐藤さんのサイトにはすでに、インタビュー最初の一時間が公開されてます。
何だか盛んに「幸せだね〜」と言われたので、ちょっと恥ずかしいです。
8/6(木)
午前中T邸現場へ。
午後より大学の先輩でもある岩崎泰氏に案内してもらい、森田氏とともに奈良にある岩崎さんの設計した茶室へ。
既存の住宅の中庭に寸分の余地なくインストールされた、二帖敷きの真ん中が板張になってる(二帖中板というらしい)茶室。幅1尺強の板が入ってるだけなのに、主客の関係性や道具の置き方に取っ掛かりが生まれており、それが空間の広がりにつながる素晴らしい効果をだしている。お茶をいただきながら施主さん道具や床柱等への思いや設計・施工時のエピソードなど伺いつつ、あっと言う間に二時間。
とっつきにくいと思っていた茶室も、作り手・使い手の顔が見えてくると、途端に馴染みやすくなるものだと感じました。
遺跡のように人の痕跡が消えた時の魅力もあれば、人がいて初めて発揮される魅力も当然あるのであり、建築ってのは単純ではないなと。
8/7(金)
「佐藤さんワイワイ会」開催。
5時に共同企画の魚谷氏、川勝氏と集合して会場のセッティングや買い出しなど。7時半の会場と同時に乾杯して、ワイワイ開始。レクチャーは8時過ぎから何となく開始。
報告とぷち感想は神楽岡のジャーナルに載せてます。
8/8(土)
午前休憩。午後T邸にて庭師・水谷さんと施主氏とで、庭の算段。表には奥さんの希望でオリーブを、中庭にはヤマボウシかエゴノキか、シャラか?
8/9(日)
「荒壁を廻る家」に、定期点検という名目で、久々にお邪魔する。
改修してから数年は経っているのに住み手のご夫妻(と二匹の猫)が、非常に綺麗に住みこなしてくれていて、感激する。古色を塗った床板はい〜い塩梅に部分的に色がはげてきている。特に猫の爪痕がいい感じである。家は住む痕跡を刻まねばならない。メンテナンスフリーとか傷がつかない素材とか抗菌とか、あんまり楽しくないですよね。
荒壁も気持ち色が落ち着いてきたようだ。この荒壁の調湿効果がすばらしい、とのこと。加湿器無しではセキがでて寝られないお母様が泊まりに来たとき、この荒壁のおかげかまったく大丈夫だったそうな。
ただ、一緒に連れてったチビは、暗めの雰囲気が怖いのか、終始泣きべそ気味であった。おい。
左:玄関から 右:荒壁のひび割れの様子。
(居住部分はプライバシーに配慮して写真掲載は控えました)
前日が僕の誕生日だったので、さあ祝えとばかりにケーキを持参したのであるが、あちらもケーキを用意していてくださりまた感激。
ビールや焼酎(伊佐美!)をたらふく頂き楽しい数時間を過ごし、その上、おみやげに『へうげもの』全巻を借りてかえる。モーニングでずっと読んでるけど、まとめて読むのは初めて。「茶道」観を変えてくれるマンガ。『デカスロン』のノリ(「おぎゃあああ〜」とか)が茶道にそのまま展開されたので、連載当初たまげたのを覚えている。
「はにゃあ」とした感じが大金時様を直撃しますな。
Tags: 荒壁廻家 | MEMO 雑記・ブログ | 09.08.26 | (0)
ここのところ7月末〆切の原稿のための資料読みに慌ただしい。
その間のいろいろ。
7/14(火)
祇園祭へ。今年はチビがいるので人混みを避けようと宵々々山へ。しかし平日にもかかわらず山鉾町はかなりの人出で思うように進めず。屏風祭もあまり見れなくて残念。来年はもう一日早めよう。Y上のいる岩戸山にいってビールと粽(ちまき)をもらいしばし雑談。チビが育ったらうちの町内入りませんか、という。最近は子供が少ないからかそんなのもありなんですね。
Tags: 京都 | MEMO 雑記・ブログ | 09.07.24 | (0)
2009/7/10(金)
午前中に打合せを一件すませ、午後はうちの事務所ビルの大家さんと、8月に企画しているスライド会の会場について交渉(空きビルのワンフロアをまるまる借りようと画策しているのです)。その後、T邸現場監理。
晩から図師宣忠氏と合流し、焼き鳥をつまみんだあと、Loki Academicaの「呑みながら講義」第一回に参加。
講師は京大博物館の塩瀬隆之氏。「からくり人形からロボットに伝承された技術」というお題から、からくりの機構的な話かと想像していたが、中身は主にコミュニケーション論であって、それが抜群に面白かった。
Tags: 訪問 | MEMO 雑記・ブログ | 09.07.16 | (0)
2009/7/3(金)
先日、友人サハラマコト氏のブログからリンクされていた、JUNAIDA(じゅないだ)さんというイラストレーターのサイトを見て、ヤラレタという衝撃を受けた。で、ちょうど今週からCOCON烏丸で個展があるというので、市役所で別件の確認申請訂正を済ませた後、初日を見に行ってきた。
▼ read more...Tags: 京都 訪問 | MEMO 雑記・ブログ | 09.07.07 | (0)
2009/6/22〜28
6/24(木):
3年毎に受けねばならない建築士定期講習へ。会場は「都ホテル」。
2月に受けた管理建築士講習の会場は京都国際会館(設計:大谷幸夫)だった。
そして今回は「都ホテル」だというので、ほほぅ建築士事務所協会もオツな会場設定をするなぁ、講習の合間に植治の庭を見学できるかも、と楽しみにしていた。
家からも近く勝手知ったる場所なので、アクセスを地図で確認するまでもない。自転車でゆうゆうと三条蹴上にあるウェスティン都ホテル(設計:村野藤吾)へ。
Tags: 京都 訪問 | MEMO 雑記・ブログ | 09.07.04 | (0)
2009/6/1〜7
その他の出来事のメモ。
6/2(火):
7月末に締め切りのある原稿のプロット制作にようやくとりかかる。インドの話なんですが。あれこれ必要な資料などを考えていたら、神戸芸工大に置いてある資料をとりに行かねばならないことが判明。
6/5(金):
ということで、久方ぶりに神戸、芸工大へ。いまさらながら遠い! 助手時代はよくも毎日通ってたものである。
Tags: 訪問 | MEMO 雑記・ブログ | 09.06.26 | (0)
やっと、追いつきました。
2009/5/18〜5/24
5/18(月)
朝からT邸中間検査。少々緊張はしたが、問題なく終了。
事務所に戻って別件の風致関係の図面作成。
5/19(火)
現場がだいぶ進んできたので、まだ書いてなかった細かい部分の納まり図とすでにある図面の修正を10枚ほど。晩、左官関係の納まりを相談するため、久住氏が事務所にやってくる。手みやげにポルト・ワインと各種のパン(北山東大路のパン屋とのこと。店の名前は忘れた)を持ってきてくれた。
Tags: T邸 | MEMO 雑記・ブログ | 09.05.25 | (0)
2009/4/6〜4/12
4/7(火)
別件のお役所手続き関係で、京都法務局へ行った足で、T邸現場へ。基礎の打設にともなう配管やら給湯器の位置やらの最終調整。セキュリティ関係の打合せも。
Tags: T邸 | MEMO 雑記・ブログ | 09.04.30 | (0)
2009/3/23〜3/29
3/28(土), 29(日)
朝9時の飛行機で仙台へ。みんぱくの共同研究会が仙台の宮城学院女子大にて開催されたため。
仙台は、2年前に同大学にて自分が発表したとき以来であるが、それにしても寒かった。真冬にいきなり突入したようで、服が全然足りなかった。とりあえず仙台駅について、立ち食いの寿司屋で昼食。
| MEMO 雑記・ブログ | 09.04.10 | (0)
はじめまして。究建築研究室のヒショ(秘書)です。
うちの所長(本当は室長ですが呼びにくいので所長とします)のブログが、あまりに堅く難解なことがあるので、ちょっと賑やかしに乱入してみました。私は、気軽な感じでぼちぼちと、時々登場する予定ですので、皆さまよろしくお願いします。
事務所近くの桜も満開。とても気持ちの良い日が続いてます!
(写真は、木屋町五条の牛若ひろばにいる弁慶と牛若丸。下水工事のため、五条通りの中央分離帯からお引越し中。)
Tags: ヒショ 事務所 京都 | MEMO 雑記・ブログ | 09.04.07 | (0)
2009/3/16〜3/22
3/17(火)〜22(日):
T邸関連業務が一区切りついたので、別件の作業計画とかコンペ構想とか買い物とかサイトの更新とか、とりわけ事務所の大掃除に精を出す。
設計時に使う諸製品のカタログは、今やほとんどWEBカタログやPDFで閲覧できるので、これを機に書籍版カタログは大部分廃棄することにした。積んだ高さにして3m分くらいのカタログや資料を捨てたので、棚がだいぶスッキリした。意外なところでペーパーレスの効果を実感。
ついでにオーディオCDの物理的圧縮も試みた。体積比50%以下になる効率的な収納方法なのだけど、あまり人には勧められないように思う。方法は簡単。
▼ read more...Tags: 事務所 映画 | MEMO 雑記・ブログ | 09.04.02 | (0)
2009/3/9〜3/15
3/10(火)〜13(金):
先週の打合せをうけて、最終の図面修正作業。今回は見積もり調整に丸3ヶ月、毎週のように細かな変更を繰り返しながら9回も見積もりをやり直したので、その間の変更を図面に反映させるだけで結構たいへん。
あわせて確認申請用の書類を仕上げていく。
3/14(土):
事務所にて施主×工務店の工事契約が滞りなく結ばれる。結局、契約書に添付することになった図面は約80枚。
Tags: T邸 | MEMO 雑記・ブログ | 09.03.24 | (0)
2009/3/7(土):
事務所にて施主・工務店同席によるT邸打合せ。この間の調整や構造検討の説明・協議を行い、施主に理解してもらった上で契約に向けた具体的な話を進める。
午後、休日ということにして散歩がてら図書館やコーヒー豆の買い物へ。
晩、映画「ガタカ」を見る。
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2009/3/2〜3/6
3/2(月):
午前中にモンド氏を交えて工務店と構造関係の詳細打合せ。屋根・床・壁を強化することにより火打ちを追加しない方向で話がまとまり、やや安堵。
五条河原町に引っ越してきて以来、ほとんど乗ってなかったバイク(SRV250)をついに処分する。バイク王に買い取りを頼んだら、逆に5千円払うことに。まあ仕方ないというほど傷んでいたのだが。印象的だったのはバイク王の対応の早さ。携帯で撮った写真を査定センターとやらに送り、1時間ほどで査定金額を提示、こちらが了承すると、その場でバイクを持って行った。よくできたシステムである。
Tags: T邸 | MEMO 雑記・ブログ | 09.03.19 | (0)
だいぶ遅れてしまったけど、頑張って追いつこうとしてみる。
2009/2/23〜3/1
2/23(月):
工務店の方と一緒にT邸敷地にて、地盤・基礎レベル関係の調査・打合せ。
当初参照していた図面の数値よりも、若干敷地の奥が高くなっていることや、隣家の基礎がはみ出していることなどを確認して、基礎レベルの高さちょっと修正することに。
一方クライアント側からは、メンテナンス用に床下に人が入れるようしたいという要望も上がってきたので、確認申請に出す前に高さ関係の最終調整を行う。
T邸はほぼセットバック無しなもんだから、道路斜線をめぐる涙ぐましい寸法調整が発生…。そりゃみんなセットバックして、前に駐車場つくるわな。
2/24(火):
市役所と某民間確認検査機関に行って、確認申請をめぐる相談やら確認やらあれこれ。
Tags: T邸 京都 | MEMO 雑記・ブログ | 09.03.18 | (0)
前回は、ちょっとした思いつきで始めたバラナシ表記問題にだいぶのめりこんでしまった。結構な時間も使ってしまったので、折角だからどこか雑誌に載せてもらえないかと打診したら、可能性ありとのこと。やったあ。
2009/2/16〜22
T邸のVE(コストと設計のバランス調整)による変更点をふまえて、構造関係の伏図(こんなの)や矩計図(こんなの)の修正にかなりの時間をかける。基礎、土台から床、小屋、母屋までの各伏図を全部検討しなおし。
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年が明けてから年賀状しか見てないと思われてもなんなので、仕事の話も。
上の写真は、現在見積もり調整中の住宅の1/50模型、ほぼ最終版。
計画敷地は景観条例の対象地区で、屋根は3.5〜4.5寸勾配(約20度前後)に日本瓦が必須で、軒の出60cm、けらばは30cmを出すこと等、デザインコードはかなり厳しめ。道路斜線制限なども重ねると、建築の輪郭については、(セットバックさえしなければ)ほぼ自動的にいわゆる伝統的京町家の形になってくる。なるほど、よくできていると感心した
Tags: T邸 京都 | MEMO 雑記・ブログ | 09.01.17 | (0)
現在京都で進行中の住宅設計が大詰めを迎えつつある。
相見積もりを経て工務店を決定し、最後の見積もり調整段階に入った。
本日も事務所にて施主と、どこをどうシェイプアップするか、みっちり4時間の打合せ。
1月中に決着し、2月から着工できるとよいのだが。
さて、今年初めて、もらった年賀状の中から「お気に入り」を選出する、ということをやってみた。
何年か前の旧正月に、鈴木成文先生宅の餅つきにお邪魔した際、先生が年賀状の優秀作20選を部屋に展示されているのを見て、これはいつか自分でもやってみたい、と思っていたのを、ようやく今年実行に移したのだ。
その前に、年賀状制作に創意工夫をこらす人は少なくないが、それは何故だろうと考えてみる。
▼ read more...Tags: 年賀状 | MEMO 雑記・ブログ | 09.01.10 | (0)
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