JUNAIDA個展・京都調査
2009/7/3(金)
先日、友人サハラマコト氏のブログからリンクされていた、JUNAIDA(じゅないだ)さんというイラストレーターのサイトを見て、ヤラレタという衝撃を受けた。で、ちょうど今週からCOCON烏丸で個展があるというので、市役所で別件の確認申請訂正を済ませた後、初日を見に行ってきた。
なにがヤラレタということもないんだけど、色調とか、水彩の柔らかさとか、絵本調のタッチとか、やけに建築的なモチーフが多いとことか、それが生き物かキノコみたく増殖してるとことか、それが空や水に浮かんでたり、草や木に埋もれていたりとか、その合間にいろんな人が遊んでいるとか・・・嗜好ど真ん中をつかれた感じである。僕がいつも描きたいと思ってた世界が、かなり近い感じでそこにあったのだった。
いやー30過ぎてもこういうことがあるとは。
ギャラリーでJUNAIDAさん(聞かなかったが、本名はジュン・アイダさんと見た)とも少しお話しする。彼が今のような絵を描くようになったのは、フンデルトワッサーや安野光雅の影響があるという。なるほどつながっている。ファンタジーというとヨーロッパ風の世界が多いけど、今後は日本的な木造の家も描きたいとのこと。僕もRCや鉄骨じゃなく、普通の木造技術で木造らしく、かつあまり普通でない空間を作ってみたいと常々思っているので、大きくうなずく。
サハラさんから聞いて僕のHPも見てくれてたらしく、TISTOUがいいですね、と。ああいうのほんとに作りたいんですけどね。なかなか屋根に木や草を載せてもいいという人に出会えない。しかし彼の作品を眺めていて、建築もやはり夢を描き続けないとな(できることを一生懸命やる、だけじゃなくて)、という思いを新たにしたのでした。
この日の晩は、魚谷繁礼氏の事務所で宮城大学の竹内泰さんと、京都調査計画の打合せに参加。夏に一気に調査をやって、黄表紙三本書こうと景気のいい話をする。京都ならではの、なかなか面白そうな新しい視点も見つかった。飲み会ではコミュニティ・アーキテクト(あるいはタウン・アーキテクト)はいかにあるべきか、という話で盛り上がる。
二軒目は近所に最近できたハライソparaisoに顔を出してみる。五条界隈には今まであまり無かったタイプの店だ。お店の方と下京の保育所事情などで盛り上がる。
Tags: 京都 訪問 | MEMO 雑記・ブログ | 09.07.07 | (0)