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ガタカGATTACA・ライト: 究建築研究室 Q-Labo.|https://q-labo.info/memo/000054.php
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ガタカGATTACA・ライト

R0011265.jpg フランク・ロイド・ライトの自由学園明日館の窓と天井。2008年、友人の結婚式の際に撮影。これだけ部分的な写真にもかかわらずライトと認識できてしまうとは。

2009/3/7(土):
事務所にて施主・工務店同席によるT邸打合せ。この間の調整や構造検討の説明・協議を行い、施主に理解してもらった上で契約に向けた具体的な話を進める。
午後、休日ということにして散歩がてら図書館やコーヒー豆の買い物へ。

晩、映画「ガタカ」を見る。

遺伝子工学的優生学至上社会における人間の葛藤をテーマとした「ガタカ」は、映画としても非常に面白かったけど、舞台に使われてるレトロ・フューチャーな建築に、僕らのような人間はまず目が行くはずだ。フランク・ロイド・ライトの建築(マリン郡庁舎 Marin County Civic Center。リンク先では珍しい工事中の写真が見れます。複層に連なるアーチ窓はローマ時代の水道橋がモチーフと見た)が主舞台で、主人公の住まい(外観)は鉄人建築家アントワーヌ・プレドック Antoine Predockの作品。どちらも近未来SF映画の背景として、ハマリすぎくらいにハマっててかっちょえぇ。

今回、あらためて手元にあるライトの作品集や自由学園の写真(冒頭のやつ)を見ていて、未来的イメージと伝統的雰囲気(木や石の素材感とか柱梁の見せ方とか)が同居している不思議さが、ライトのデザインが広く受け容れられる理由の一つなのではないかと感じた。

Tags: | MEMO 雑記・ブログ , SELECTED 選り抜き | 09.03.20 | (0)

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