紫野の町家改修:訪問
10月末に竣工した「紫野の町家改修/TIMELINE Machiya」に、引越し後はじめてお邪魔してきました。
とにかくモノを少なく厳選し(特筆すべきはプラスチック製品がほぼゼロなこと)、余白を多めに残した住まい方が素晴らしかったです。それぞれの場所の設計の意味を理解して、それを活かそうとしていることが一目で見てとれます。もちろん、設計はクライアントとの共同作業なので当然といえば当然なのですが…なかなかできることではありません。こんな風に住んでもらえることは設計者として本当に嬉しいことです。
道路側の土間はすっかり銅版画のアトリエに。印刷用のインクを拭いた布の原色が鮮やか。
土壁にマック
左:銅粉引き襖のあるホールには、当初の予定通りピアノが。
右:土間となったリビング。前の家から持ってこられた家具がごく自然におさまっています。
キッチンとリビングに面したバラ板壁。
左:土間に面した室内の縁側に腰掛けるご主人のBさん。奥の和室にいるのはうちのチビ2号です。
右:リビング。ローテーブルは古い和裁机を利用したものだそう。バラ板壁と同じ表情。
左:寝室の床の間の干支飾り。白い床の間には色鮮やかな設えが映えます。
右:子供室。片付きすぎだろ〜というくらい整頓されていました。イームズチェアにトトロが座っている。
アメリカ製のスチールの棚とおもちゃ達と漆喰と「こそげ壁」
Tags: GD邸 | MEMO 雑記・ブログ | 12.01.20 | (0)