廃墟:Varanasi, INDIA, 1999
ヴァーラーナシー旧市街中心部にあった廃墟。
レンガ造の建物が外壁を共有しながら密集しているため、
街区内部の建物が取り壊されると、かつての内壁が外壁として反転露出する。
期せずして到達した「生活の表出によるデザイン」の極致。
極めて具体的に個々の生活に根ざして生まれたはずの、
壁面に掘られた大小のニッチ、とりどりのペンキ彩色が、
不思議とアノニマスな表情を作りだしている。
Tags: インド | MEMO 雑記・ブログ , PICTUREs 旅と建築 | 08.08.08 | (0)