椅子が壊れた
仕事用に使っていたイスが壊れた。
割とシンプルなデザインと2万円を切る値段に惹かれて、5年ほど前に買ったノーブランドのキャスター付きイス。
座り心地は悪くなかった。しかしまず1年でキャスターの軸が折れた。ホームセンターで径の合うキャスターを買って交換したが、その後も続々と折れ、結局5個あるキャスター全部を交換した。しかしこの度は、ガスの座面高さ調整機構がアホになって一番低いところから動かなくなってしまったので、買い替えることに。
いくらヘビーユースでも壊れるのが早いんじゃないかと思うが、アルク aRCに行って話してたら「そのレベルの椅子なら5年はいいところですよ」とのこと。そうか。じゃあ今度はちゃんとしたのにしよう。フリーランスは体が資本。ちょっとくらい高くてもいいぞ。そのかわり20年は使うぞ。
定番のアーロンチェアはとても機能的でよさそうだけど、あれはゴツすぎる。イームズのエグゼクティブ・チェアやマネージメント・チェアは憧れるが高すぎる。でも12年保証はすごいな。
可動部から壊れるのは分かっているので、キャスターはまだしもガスの機構はなくていいんじゃないか。そもそも特定の人間しか座らない椅子に(少なくとも手軽な)高さ調節機構はいらない。ところが、きょうびガス機構の無いワークチェアはほとんど無いことが判明。
じゃあ座面調節やキャスターはなくてもいいか、と選択肢を広げて候補に浮上したのが、水之江忠臣の名作S-0507NA-ST(天童木工)。以前マエダ木工の前田君に教えてもらった、前川國男の神奈川県立図書館用にデザインされたという椅子。ダイニングチェアとして売られてるけど、もともと図書館用なんだからデスクワークにも適しているはずだ。
ということで、店頭に置いてる店はなかなか無いので、フタバ家具にわざわざ取り寄せてもらって、試し座りしてきた。
イメージよりやや大きめだけど、座り心地たいへんよし。控え目な曲面のフィット感がすばらしい。小学校の椅子を思い起こさせる生真面目さのただようデザインも◎。コスト・パフォーマンスもずば抜けている。
しかし、仕事用の机高さ720mmにあわせると、ちょっっっと低い。ちょっとだけなんだけど気になるといえばなる。クッションを置いて使うのはためらわれる。背筋をグッと伸ばして使うか…。
他の候補の一つは、ヤコブセンのオックスフォードチェア(ローバック/アームなし/キャスターは選べる)。ネジの高さ調節があるのもすばらしい。注文生産で半年待つという。それはいいけど、さすがに予算オーバー。しかし、いい。20年使うと考えればアリか。そんなにもつのか。それより5000円の無印の椅子に座ってるヒショの許可が降りるのか。
| MEMO 雑記・ブログ | 11.01.27 | (0)