眺めのいいクラッシュ
2009/3/30〜4/5
4/5(日)
風邪がぶり返し午前中寝込むも、せっかくの季節なので、午後から近所の高瀬川沿いの桜を眺めつつ散歩する。
前者、感動的なほどに複雑に絡み合ったプロットが素晴らしい。完全な悪人も善人も登場せず、特定の主人公もいないため、感情移入がしにくいが気付くと全員に共感してしまいそうな魅力的な映画であった。
後者、前者と対照的に、20世紀初頭のフィレンツェとイギリスを舞台とする往年の少女漫画のようなお話。フィレンツェの街並みが美しく撮影されている。劇中、イギリス人のヒロインの母親が、トルコを「地の果て」と呼んでいたのが印象的だった。トルコが「地の果て」ならインドははたして? そんな認識の外にある「地の果て」から収奪した富で、登場人物たちの属するイギリス富裕層の生活は支えられていたのに。現代の日本にもありそうな話。
Tags: 映画 | MEMO 雑記・ブログ | 09.04.20 | (0)