深さと距離を与えること/水﨑恒志・小池駿輝
深さと距離を与えること
神社やお寺は近代以前から多くの参拝者、観光客が集まり、広く人々にとって特別な場であり続けてきた都市のコアである。橋を渡り、曲道を抜け、灯籠の間を通る・・・参道を歩いていくうちに、コアをコアたらしめるようなある種の仕掛けがちりばめられているように感じた。社寺の参道空間を都市のコアに深くかかわるアプローチ空間としてアーカイブした。具体的には、鳥居や橋など、参道に点在する境界装置の分析、参道の平面形態の分析、シークエンス分析を行い、そこから得られた「かた」を用いて設計をする。
アプロ―チ空間としての道を作り、その先の空間に深さと距離を与えることで魅力的な場をうみだす、という建築のはたらきの一つに注目して現在不足している京大建築学の博物館機能および外部研究者のための宿泊施設、学生、教職のためのレストラン及びその先の思索のための場を設計した。
(水﨑恒志・小池駿輝/2024設計演習V 作品)

| Projects プロジェクト , Studio スタジオコース | 25.03.31
