インフラストラクチャーの人類学(23.6.29)
建築・都市・人類学セミナー#01
インフラストラクチャーの人類学:南インドの事例から
◯講師:池亀 彩(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
◯日時:2023年6月29日(木)18:30~20:00(終了後、懇親会)
◯会場:京都大学(吉田南構内)総合人間学部棟1F 1103室
◯参加費:無料(要申込・定員30名)
2010年代より、道路、送電線、鉄道、水道、ダムなどのインフラストラクチャーが民族誌的研究の対象となってきただけでなく、「インフラストラクチャー」は物質の運動やモノ間の関係性を考察するための概念的ツールとしてみなされるようになってきている。インフラストラクチャーは、公共性とガバナンスの物質的な象徴であると同時に、物質的であるが故に、国家や社会の脆弱性をも露わにする。本発表では「インフラストラクチャーの人類学」という新しい潮流の可能性と限界を整理しつつ、インフラストラクチャーを読むことを通じて、現代インドにおける多様で多層的な主権のあり方を議論する。
Tags: AUAseminar | Projects プロジェクト , Seminar 研究会など | 23.06.29