一間荘/井上泰地
一間荘:偶発的接触を内包する学生用集合住宅の提案
下宿して1人暮らしをする学生達は、人との接触を外出に頼っている。
学校やアルバイト先で偶然知り合いに出会ったり、知らない人の言動が目に入るなど、本来の目的とは異なる人との接触を「偶発的接触」と定義する。この偶発的接触によって、人は自分と異なる意識を知覚し、豊かな生活を送ることができる。外出自粛によって削ぎ落されているこの偶発的接触を建築の中で起こすことを一つの目的として設計を行っている。
また、上記の試みをする中でコロナ禍における感染症対策を行うために、一つの住空間として完結しているワンルームマンションをベースとして扱った。
(井上泰地/2020設計演習V 作品)
| Projects プロジェクト , Studio スタジオコース | 21.04.06