京都大学柳沢研究室|居住空間学講座
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一間荘/井上泰地

一間荘:偶発的接触を内包する学生用集合住宅の提案

下宿して1人暮らしをする学生達は、人との接触を外出に頼っている。
学校やアルバイト先で偶然知り合いに出会ったり、知らない人の言動が目に入るなど、本来の目的とは異なる人との接触を「偶発的接触」と定義する。この偶発的接触によって、人は自分と異なる意識を知覚し、豊かな生活を送ることができる。外出自粛によって削ぎ落されているこの偶発的接触を建築の中で起こすことを一つの目的として設計を行っている。
また、上記の試みをする中でコロナ禍における感染症対策を行うために、一つの住空間として完結しているワンルームマンションをベースとして扱った。
(井上泰地/2020設計演習V 作品)

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| Projects プロジェクト , Studio スタジオコース | 21.04.06

駅前タワーマンション考/小西泰平

駅前タワーマンション考:街の人が「利用」できる「空間」としての公開空地の設計

駅前タワーマンションは街に多大な影響を与える。その中でも、街の人に開放された部分である公開空地に着目し、現状の『ただの「公開」された「空地」』に対し、『街の人が「利用」できる「空間」』としての公開空地を計画することで、街に受け入れられる駅前タワーマンションを提案する。人々の居場所と大規模緑化を立体的に展開し、街のランドマーク・駅の玄関口・オープンスペースとして機能することで、街により良い影響を与える駅前タワーマンションである。
(小西泰平/2019設計演習V 作品)

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| Projects プロジェクト , Studio スタジオコース | 19.07.29

軒先を連坦する/伊藤航平

軒先を連坦する
軒先を新たにつくりだしていく提案である。敷地周辺は、歴史的な町家と現代の住宅が混在する住宅地である。昔からの顔見知りの関係性がみられるが、その交流は交通量の多い道路に面した軒先に限定されていた。そこで、多様な住宅の持つ屋根に着目し、「軒先をつくりだす」という共通の操作を行い、この土地が持つ課題の解決と魅力の増進を試みた。道には交通量を減らしながらあらゆる人の居場所を設け、建て詰まった街区の内部には住民に向けた居場所を設けた。新旧が混在するこの地だからこその提案である。
(伊藤航平/2018設計演習V 作品)

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| Projects プロジェクト , Studio スタジオコース | 18.07.30

交わり:人とのかかわりを織りなすみち/新津春佳

交わり:人とのかかわりを織りなすみち
幼い子どもが生まれて初めて意思の疎通を図ろうとする相手は親である。そして、両親をはじめ、同世代の子ども・近所の大人など、様々な人たちと関わりながら成長していくことが望ましいと思う。今回の課題に取り組む際、まず子どもを取り巻く人間関係、特に親子関係に着目して考えた。
子どもを幼いうちから保育園などに預け、働くことが珍しくなくなった現在、通園時間は親が子どもだけに向き合える数少ない時間として注目できると思う。したがって、そのような忙しい親子のコミュニケーションを触発するような、「通園路」となる〈みち〉を提案したい。〈みち〉は戸建て住戸が囲む中庭とそれを結ぶ小径で構成され、通園路であると同時に地域の子どもたちの遊び場でもあり、さらには親同士・近隣住民同士、あるいは子どもと近所の大人の交流の場にもなるような提案とした。
(新津春佳/2017設計演習V 作品)

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| Projects プロジェクト , Studio スタジオコース | 17.07.23

子育つ 発見のための街/林泰宏

子育つ 発見のための街
子どもにとっては、あらゆることが発見である。そして、発見はさまざまな形で現れ、それに触れる人々に成長を誘発する。また、子どもの身体・知能の成長を年代別に見つめると、子どもの成長や行動範囲は、その年代の子どもに対応する空間や建築があることが分かる。
この考えをもとに、生活の表出や子どもの回遊性、空き家活用やコミュニティスペースなどの観点を通して、空間を構成し、子育てを軸とした既存街区の再編のひとつの形を提案した。
(林泰宏/2017設計演習V 作品)

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| Projects プロジェクト , Studio スタジオコース | 17.07.23

季節の田んぼ園/石田哲郎

季節の田んぼ園
人と自然とを家族ぐるみでちかづける。これを可能にするのが農業であり、農業を通して子供たちが「自ら作物を作り、食への感謝の気持ちを持つようになる」「多くの人と交流することにより協調性のある人間になる」「身近に自然があることで季節のサイクルを感じる」ことが可能となる住宅環境を目指した。このコンセプトに対する答えが ・住宅地への水田の導入 ・共同作業、交流スペースの確保 ・あぜ道の存在、自然の変化、季節のイベント等 であると考える。
(石田哲郎/2017設計演習V 作品)

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| Projects プロジェクト , Studio スタジオコース | 17.07.23