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大須へ行く

7月末の週末、名古屋に来て4ヶ月経ってようやく、「大須」へ行く。
大須は「名古屋の浅草」だという。サブカルやエスニック文化の拠点(?)になっている新旧渾然(雑然)とした商業地帯でようで、京都に例えると寺町や新京極界隈が近いか。ただ、寺町ほど寂れてはいないし、新京極ほど観光客だらけではない。地元の人もかなり多い感じ。

大須観音。本堂はかなり立派であるが、境内の駐車場はいただけない。車を置くくらいなら、屋台を出して場所代をとった方がよい。右の絵はなんだ。ラッピングバスならぬラッピングビルのよう。すごい迫力である。

なるほど浅草。観音さま。
鳩も多い。鳩の足は意外にやわらかい。

下左:カキ氷を喜んで食べるチビ1号。喜ぶのはいいが完食するのに30分かかった。その間路上に足止め。一帯にはマンションもあるし住宅も多い。職住の混在がやはり街の魅力である。名古屋で家探しをしてた際、大須はかなりの有力候補であったが、小さい子供がいるとたいへんという意見であきらめた。

上右:
秋葉信仰の寺(陽秀院)があった。東京の秋葉原の語源にもなっている「秋葉さん」は、火(火事除け)の神様である。関西ではぜんぜん目にする機会がなかったが、どうも中部地方では熱心に信仰されているらしい。町内ごとに秋葉さんの祭礼があったりするとか。一度ちゃんと調べてみたい項目の一つ。

この付近で、荒壁廻家の住人Kさんに教えてもらったお店「sipka」をのぞく。独特の美意識のつまった濃ゆいいい店であった。

那古野山公園(浪越公園跡)。商業ビルの合間に忽然とあらわれる古墳と巨樹。非常に興味深い場所である。

最後に「大須名物」のブラジル風チキン丸焼きの店(オッソ・ブラジル)にて、チビ1号を相手にビールと唐揚げをつまむ。昼間からできあがった人たちが多く楽しげな店であった。大須という街の魅力が凝縮されている感あり。おみやげに丸焼きを1羽、家族の晩飯用に持って帰る。

Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 12.07.24 | (0)

うえとオープン&寄席と朗読@荒壁廻家

春らしい話題二件。

4/8(金)
友人の上田太一郎氏のバー「うえと salon&bar」がこの日オープンを迎えられたので、GD邸解体作業の埃を落としてから、夜少しだけ飲みに行きました。おめでとうございます。
バーの二階には、何かとお世話になっているpotitek 戸田さんのギャラリーがある。

土壁をベースに木部を栗とタモでまとめた、とても上品な落ち着きのある空間は、見習うところが多い。
店の内外にお祝いの花が見たことないくらい溢れていたのは、お二人の人柄を表すものでしょう。僕は花を贈る柄ではないので、お祝いの気持ちを込めて杯を重ねよう。なんちて。
チビが生まれてから飲みに出る機会がぐっと減ったものの、友人が京都に来た時などには連れだって行きたい場所ができました。三条東山界隈で、龍門からうえとへ、なんてコースは結構いいかもしれない。


4/9(土)
昨年に引き続き、荒壁を廻る家での落語&朗読&花見の会にお邪魔する。
( >> 昨年の様子。今回の写真は合成じゃありません)

落語は二口大学さん「幾代餅」。傾城に誠なしとは誰が言うた。いい話だ〜。
朗読は広田ゆうみさん。 別役実の「二人の紳士」「工場のある街」「迷子のサーカス」。目をつむって聞いているとファンタジックな情景が思い浮かぶ。「二人の紳士」のようでありたいねえ。
花見は疎水沿いに咲きほこる桜をバルコニーから満喫。というのは嘘。酒と話でほとんど見てない。
この日もたくさん方と楽しい時間を過ごすことができました。Kさんご夫妻に感謝。

Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 11.04.18 | (0)

写真撮影@荒壁廻家ほか


荒壁を廻る家が某誌に紹介されることになり、先週、完成から7年越し2度目の本格的写真撮影が行われた。撮影していただいたのは喜多章さん。どのような仕上がりになるのか、今から楽しみ。
同行は編集のT永さん、最近オープンデスクでうちに来ている稲垣君。

ちょくちょくお邪魔しているので、あらためて感慨深いわけではないけど、7年を経て随所に味わいが増しているのを見ると、やはり嬉しい。狙い通りとニヤニヤ。古色塗りを施した床板などは、2匹の猫のおかげで、数十年前の古材といって通用しそうな表情であった。

お住まいのKさん夫妻には今回たいへんなお手数をおかけした。本当にありがとうございました。でも、これを機に抜本的な家の整理改革を行った結果、家が居心地良過ぎて生き方まで変わりそう、とのコメント。すばらしい。

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Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 10.11.19 | (0)