有松活動報告展示@絞りまつり2016
名城大学による有松での活動報告の展示@有松絞りまつり2016
2016年6月4日・5日、 研究室として絞りまつりに参加させていただきました。これまでに名城大学が、有松と服部良也邸にて取り組んできた活動の紹介をパネルにし、服部邸の格子をお借りし展示しました。また、東湯では今進めている銭湯の改修の現段階の案をパネルと模型で展示しました。
展示期間:2016年6月4日(土)・5日(日)
会場:名古屋市緑区有松、服部良也邸格子戸(パネル展示)・旧東湯(模型展示)
パネル制作:柳沢研究室有松チーム(溝呂木雄介、山本将太、加藤大誠、諏訪匠、松田彩花、鈴木結貴、髙間智子、竹内久美子、吉川千由希、竹中智美、森有結美、山田拓)、三浦研究室
協力:服部良也さん、服部安輝枝さん
企画開催趣旨
名城大学では、2015年から「地域大学連携による歴史的建築の活用実践教育プログラム開発」と題して、このパネルの展示場所となっている服部良也家住宅を基点に、有松での様々な活動に取り組んでいます。大学の研究室内にとどまらない、地域/社会と連携した、アクティブで実践的な教育や研究の場をつくっていくことがその目的です。
2015年度は、学生による塀のデザイン・製作や町家でのアート展示、各種のワークショップや見学会・研究会・シンポジウムなどを、理工学部建築学科の学生・教員が中心となり実施してきました。詳しくは展示されているパネルをご覧ください。2016年度も、「旧銭湯のリノベーション計画」や「歩けるまちづくり」研究、「空き家問題」への取り組み、「果樹や農を軸とした地域交流」など、分野を横断した各種プロジェクトにより、有松における教育・研究と地域活動のコラボレーションを進めていく予定です。
有松の美しい歴史的街並や有松絞に代表される文化は、地域の方々の持続的な努力により維持されてきました。今年に名古屋市では初めて、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されたことは、その喜ばしい成果です。その一方で、歴史的建築物を維持していくための負担は、決して軽いものではありません。名城大学では、有松を教育・研究の場としてお借りしながら、同時に有松の街を守り、よりよくしていくためのお手伝いができればと考えています。
2016年6月
名城大学理工学部建築学科准教授 柳沢究
名城大学MS-26支援事業「地域大学連携による歴史的建築の活用実践教育プログラム開発」プロジェクト参加研究室(2016年時点):理工学部建築学科/武藤研・三浦研・柳沢研、都市情報学部/海道研、農学部附属農場/中尾研