エンガワ暮らし
大阪のベッドタウン(枚方)と滋賀の杉の産地(高島)とを結びつけるモデル住宅の計画。
滋賀県高島産の木材をなるべく多く用いることが前提条件である。 背景にはもちろん疲弊した林業経営問題があるが、もう一つのテーマは木という素材と〈愛着〉の関係である。
愛着の付き代となる間伐材の角材を並べた巨大な〈エンガワ〉を中心とした生活を提案した。およそ30 年後、住み手が新たなライフステージを迎える時、愛着の染み込んだ〈エンガワ〉は新たな住宅へと移設される。そこまでを含む計画である。
名称:エンガワ暮らし(函館山プロジェクト1)
用途:専用住宅
制作:2012年6月
設計:柳沢究、平松勇気、鈴木智也、小原亮介、杉本卓哉、佐治翔太郎、立石翔也、味岡聖貴
協力:米澤佳勇汰、中村優太、西原早紀、杉浦友哉、大村祐以、山本将太、加藤福子、高橋拓也、平野遥香、西谷俊吾