愛知県名古屋市緑区有松町は旧東海道沿いの歴史的なまち。 町家の活用のために有松に通う中で、ふと気づいたのはまちに置かれるバリケードやカラーコーンの多さ。しかし、既存のバリケードやコーンの色・デザインは、まちの歴史的景観にそぐうものではありません。
そこで歴史的な街並みに調和する可動式のバリケード(柵)として、竹を素材とした「タケサク」を提案します。
製作マニュアル「タケサクのセイサク」を公開しています。ご自由に利用ください。もしどこかで作られた場合、下記コメントにご一報頂けると喜びます。
名称:タケサク
用途:竹製可動式バリケード
設計・制作期間:2016年10月~2017年3月
設計・制作:諏訪匠、加藤大誠、竹中智美、森有結美、山田拓、柳沢究
受賞:第48回毎日・DAS学生デザイン賞《金の卵賞》入選、愛知建築士会名古屋北支部 第9回建築コンクール「つくろう建築」江尻憲泰賞
▼ read more...
| プロジェクト
, 2016年度
| 18.02.01
| (0)
「有松ミチアカリ」は、有松の有志の方によって企画された祭りですが、気づいてみれば、有松周辺にとどまらない数多くのボランティアの支えにより、大成功で幕を閉じました。 私たち名城大学柳沢研究室は、その制作の一部を担当しました。 開催日当日、街道沿いに並べられた竹あかりは、町を照らし、有松にとって特別な1日になりました。
《麻葉紋様によるデザイン》
麻葉紋様は、正六角形を基本とした幾何学の連続によって形作られた複雑な紋様であり、有松では昔から「有松絞り」の柄の一つとして使われていました。私たちはこの麻葉紋様にもとづいて竹あかりをデザインしました。 配置計画・立面計画・穴の開け方、全てがこの正六角形から生まれています。
名称:有松に光る麻葉紋様
用途:穴をあけた竹筒に灯りをともしたオブジェ(竹あかり)
会場:名古屋市緑区有松(旧東海道沿い・西町)
制作期間:2016年9月~11月/展示:2016年11月12日
設計:加藤大誠、諏訪匠、竹中智美、森有結美、山田拓、柳沢究
制作:名城大学柳沢研究室
「有松ミチアカリ」企画:大島一浩(ゲストハウスMADO)
竹あかり原案・技術指導:川渕晧平(カナエリア)
[ PDF ]
▼ read more...
| プロジェクト
, 2016年度
| 17.02.01
知多半島・亀崎町に残る大正時代の三軒長屋の改修提案。
亀崎の町に散らばる小さいけれど魅力的な要素と、それらを結ぶセコを、三軒長屋にパズルのピースのようにはめ込むことで、町の一部のように開かれた場所にすることを提案します。
軒先での会話や、セコで遊ぶ子供たち、地域住民の結束による潮干祭り。それらの素晴らしい亀崎の風景を未来へ繋げていく三軒長屋になるように、思いを込めました。
名称:三軒セ↑コ長屋
用途:大正年間に建築された亀崎町「三軒長屋」の再生・活用提案
制作:2016年8月~10月
提案設計:柳沢究、高野哲也、加藤大誠、川端一輝、神戸龍太、小島実希、竹中智美、森有結美、山田拓、山田佑香、山本帆南
受賞:亀崎リノベ大学・研究室対抗指名実施コンペ「三軒長屋2.0」優秀賞
[ PDF ]
▼ read more...
| プロジェクト
, 2016年度
| 17.01.31
中川運河は、名古屋駅南部に位置する旧国鉄笹島駅(現・JRあおなみ線ささしまライブ駅)と名古屋港とを結ぶために、1926年から30年にかけて開削された総延長8.2kmの運河です。戦後から昭和40年頃までは水運に大いに活用されましたが、現在では運河を走る船もほとんどみられません。36〜91mという幅の広い運河の両岸には、港湾関係業の倉庫や工場が建ち並び、豊かに繁る植栽やところどころに広がる空地などが相まって、名古屋の都心にあるとは思えない静謐な水辺空間を形成しています。
柳沢研究室では、この中川運河の魅力的な水辺空間の今後のあり方を検討するための基礎データとするべく、2014年度から2015年度にかけて、中川運河の上流部(小栗橋〜篠原橋間)の沿岸倉庫群の調査を行なうとともに、特に中川運河の魅力的な景観や空間の創出に寄与していると思われる倉庫を選定し、独自に「中川運河遺産」として認定を行ないました。
『中川運河遺産:倉庫から見る中川運河の魅力(小栗橋〜篠原橋版)』(PDF版)
名城大学柳沢研究室、2016年3月
全87ページ(約20MB)
※ファイルサイズを小さくするため解像度を落としています。高解像度のPDFが必要な場合は、研究室までお問い合わせください。
期間:2014年10月〜2015年3月(C・D地区)、2015年9月〜2016年3月(A・B地区)
調査・カタログ制作:柳沢研究室中川運河チーム・(2014年度)大野将弥、高野哲也、水野由女、渡辺愛理、(2015年度)遠藤結夏、川嶌梓、児玉春香、髙間智子
写真:横関浩(Stands Architects)
監修:柳沢究
協力:岡田一輝(柳沢研2015年卒業)、名古屋港管理組合、名古屋市臨海開発推進室、名古屋都市センター
▼ read more...
| プロジェクト
, 2016年度
| 16.07.02
名城大学による有松での活動報告の展示@有松絞りまつり2016
2016年6月4日・5日、 研究室として絞りまつりに参加させていただきました。これまでに名城大学が、有松と服部良也邸にて取り組んできた活動の紹介をパネルにし、服部邸の格子をお借りし展示しました。また、東湯では今進めている銭湯の改修の現段階の案をパネルと模型で展示しました。
当日の様子(Facebook)
パネルデータ(PDF)
展示期間:2016年6月4日(土)・5日(日)
会場:名古屋市緑区有松、服部良也邸格子戸(パネル展示)・旧東湯(模型展示)
パネル制作:柳沢研究室有松チーム(溝呂木雄介、山本将太、加藤大誠、諏訪匠、松田彩花、鈴木結貴、髙間智子、竹内久美子、吉川千由希、竹中智美、森有結美、山田拓)、三浦研究室
協力:服部良也さん、服部安輝枝さん
▼ read more...
| プロジェクト
, 2016年度
| 16.07.01
かつて、下本町防災ビルは賑やかな商店街であった。
しかし、建物の老朽化や空き家の増加、人気の少なさが問題となってきている。
私たちは防災ビルに様々な「タマリ」を挿入することで、
犬山で暮らす人にとって日常の一部となるような場所を提案する。
名称:下本町タマリウム
用途:防災建築街区造成事業の再生・活用提案
制作:2016年5月(原案作成:2015年6月)
提案設計:(2016年)菅沼昂志、川端一輝、高野哲也、今江将吾、河合栄拓、鈴木友之、保浦開、飯田耕平、小島実希、牧智也、(2015年)菅沼昂志、市村千尋、大野将弥、川端一輝、長屋美咲、水野由女、今江将吾、河合栄拓、児玉春香、鈴木友之、保浦開
指導・協力:柳沢究、丹羽哲矢(club lab.)
受賞:「第13回集合住宅再生・団地再生・地域再生学生設計賞」入賞
▼ read more...
| プロジェクト
, 2016年度
| 16.06.27