紫野の町家改修『エル・デコ ELLE DECOR』掲載
紫野の町家改修/TIMELINE Machiyaが、先日発売された『エル・デコ ELLE DECOR』2012年4月号に掲載されています。
「4つのポテンシャルで考える 住みたい家を作ろう!」という小特集の中で、「美しくてヴィンテージ、この旧さを味方にしよう!」というリノベーション事例として紹介されています。
「家を建てるHow to Q&A」にも答えていますが、紹介された設計者それぞれの考え方の差が現れていて面白いです。
紫野の町家改修/TIMELINE Machiyaが、先日発売された『エル・デコ ELLE DECOR』2012年4月号に掲載されています。
「4つのポテンシャルで考える 住みたい家を作ろう!」という小特集の中で、「美しくてヴィンテージ、この旧さを味方にしよう!」というリノベーション事例として紹介されています。
「家を建てるHow to Q&A」にも答えていますが、紹介された設計者それぞれの考え方の差が現れていて面白いです。
3月に平成の京町家コンソーシアムが主催する「平成の京町家シンポジウム:これからの京都の住まいを考える~エコな住まいに楽しく住まう~」に参加します。
柳沢は「いえづくりって面白い!住まい手と作り手のクロストーク」と題する第3部にて、マリンバ奏者の通崎さん、町家の住まい手の方、作り手の大工さんとお話しすることになっています。ご興味のある方はぜひ。
■日時:2012年3月25日(日曜日)13時〜16時
■場所:京都私学会館 地下一階大会議室
■プログラム:
第1部 基調講演
「これからの京都の住まい:『平成の京町家』の提案」高田光雄氏
第2部 ゲストトーク&演奏
「40年目の発見〜長屋と木琴」通崎睦美氏
第3部 パネルディスカッション
「いえづくりって面白い!住まい手と作り手のクロストーク」
■定員:200名(申し込み+抽選のようです。参加は無料)
詳細は以下のページでご確認ください。
>> 平成の京町家コンソーシアム
>> 京都市都市計画局住宅政策課
京都府建築士会の発行する雑誌『京都だより』に隔月連載中の「京都絶対領域」、2011年11月号に「その3:路地」、2012年1月号に「その4:犬矢来・駒寄・つばどめ」を寄稿しました。
(構成・執筆とも、魚谷繁礼氏・池井健氏との協働です)
京都府建築士会のウェブサイトにこれまでの記事のPDFが(掲載からだいたい2ヶ月後に)アップされていますが、それらをまとめたページをつくりました。
連載って隔月でもしんどいものですね。
毎回結構な議論を重ねて密度を上げるようがんばってますが、走りながらつくってる感じなので粗さも目立つかと思います。ご意見・ご指摘など頂ければ嬉しく思います。
町家改修プロジェクト「京都GD邸」あらため、「紫野の町家改修/TIMELINE Machiya」の写真・データを "WORKs 仕事" にアップしました。
>> WORKs 仕事 > 紫野の町家改修/TIMELINE Machiya
写真はGA出身の中村絵さん。
今年のはじめに京都に来られたときに見せてもらったブラジルや横浜を撮った、コントラストを抑えた階調の深い写真がとてもよいなと思い、お願いしました。中村さんの卒業制作が町家の写真であったというのももう一つの理由です。
仕上がりは見ての通り。
室内の陰影と空気感をじんわりと撮しとらえてくれました。
(後半の暗めの写真は、僕の撮影…)
このたび、京都GD邸が竣工を迎えるにあたり、
施主様のご好意により内覧会を催すこととなりました。
■日時:2011年10月30日(日)10:00~17:00
■場所:京都市北区
築約70年の町家は度重なる増改修を経て、
ほとんど原形をとどめておりませんでしたが、
時代の異なる空間や仕上げが錯綜/積層する様子は、また魅力的でもありました。
今回の改修では、そのような家に積もった時間をリセットすることなく、
手を入れすぎず、すごく古いもの/ちょっと古いもの/新しいものが、
ほどよく入り混ざることを心掛けました。
直近のご案内で恐縮ですが、ご都合よろしければ是非お立ち寄りください。
※
個人住宅につき詳しい場所はこちらには掲載いたしませんので、
ご興味のある方おられましたら、一度こちらのフォームより、ご連絡ください。
(お名前・所属・連絡先等をあわせて記入ください)
折り返し、詳しい場所などご案内致します。
京都府建築士会の発行する雑誌『京都だより』2011年9月号に、
隔月連載の「京都絶対領域2:格子」を寄稿しました。
(構成・執筆とも、魚谷繁礼氏・池井健氏との協働です)
以下、記事趣旨の一部抜粋です。
「京都の街ではあらゆる場所に格子がある。
もとより格子は、家と通りとの関係を調整するという京都の住文化を象徴する重要な存在ではあるが、京都のシンボルとしてかくも広く認知された建築要素は他に例を見ない。
他の都市ではただの縦縞にしか見えないものが、京都では格子に見えてくる・・・。」
というわけで、第2回は格子の歴史からはじまり、現代の様々な格子について取り上げています。京都にはほんとうにいろいろな格子があります。
一般書店では手に入りにくいですが大龍堂などには置いてます。
機会がありましたら是非。
京都府建築士会の発行する雑誌『京都だより』2011年7月号に、
特集:京都絶対領域「庇」という記事を寄稿しました。
(構成・執筆とも、魚谷繁礼氏・池井健氏との協働です)
以下、記事趣旨の一部抜粋です。
「『京都らしさ』を分かり易く構成する要素、庇・格子・坪庭などなど…。
これらの要素を建築に採用することで、安易に「京都らしさ」を獲得した気になってはいないだろうか。あるいは逆に必要以上に忌避してはいないだろうか。
そもそも格子とは何であろうか? 京都の庇とはいかにあるべきか?
京都だから…条例にあるから…という思考停止に陥る前に、これらの要素の意味と可能性を一つずつ、有名無名問わず具体的な建築を参照しながら、あらためて検討してみたい。」
というわけで、今回(第1回)は伝統建築から現代建築まで、京都のいろいろな庇を取り上げています。
一般書店では手に入りにくいですが大龍堂などには置いてます。
機会がありましたら是非。
今後しばらく隔月連載の予定です。
※追記:京都府建築士会のサイトからダウンロードできるようになりました。
お知らせを忘れてました。
もう明日、明後日なんですが…
7月2日・3日の土日2日間、草津の大阪ガス・ディリパ滋賀にて開催されるASJのイベント大津スタジオ『第7回未来をのぞく住宅展』に参加してます。
入場無料・予約不要です。
ご来場の折りにはお気軽にお声かけください。
| NEWs 最新情報 | 11.07.01
先日発売された『モダンリビング』2011年7月号に、斜庭の町家が掲載されています。
「できるだけエネルギーに頼らないモダン住宅」という特集の中で、「通り庭を風が吹き抜ける町家」- Townhouse with Natural Draft - として紹介されています。
6月11・12日と神戸アートビレッジセンターにて、全国合同卒業設計展『卒、11』の関西展が開催されます(もともとは3月に予定されていたのですが、地震の影響で一旦中止されたのを関係者の執念でリベンジ開催。)
柳沢は、平沼孝啓さん島田陽さんとともに11日の講評に参加します。
6月18日・19日の土日2日間、京都市勧業館(みやこめっせ)にて開催されるASJのイベント京都みやこスタジオ『第5回建築家展』に参加します。
入場無料・予約不要です。
ご来場の折りにはお気軽にお声かけください。
| NEWs 最新情報 | 11.05.29
2月26日(土)・27日(日)の2日間、京都市勧業館(みやこめっせ)にて開催されるASJのイベント「第22回建築家展」に参加しています。
入場無料・予約不要です。
ご来場の折りにはお気軽にお声かけください。
| NEWs 最新情報 | 11.02.23
先日発売された『コンフォルト』2011年2月号に、荒壁を廻る家が掲載されました。
「はじめての左官」という特集の中で、左官を使ったマンション・リノベーションの事例として6ページにわたって紹介されています。
英語の特集タイトル "Earth Plaster Can Be Used in Your House!(土壁は君の家でも使えるよ!)" が、とてもいいなぁ。
荒壁を廻る家のページ、こっそり模型写真も追加してます。
いよいよ12月。師走の始まりですね。
今日の京都新聞朝刊に、斜庭の町家が紹介されました。
「ありそうでなかった町家」ー 京の若手建築家に地域住宅計画賞
先日取材があり、どのようにまとめられているのか楽しみに紙面をめくると、文化面にカラー写真付きで載っていました。
今回は、住む方のライフスタイルに合わせて斜めの庭が生まれましたが、町家の構成を応用して他にもいろいろな展開ができそうな気がしています♪
(ヒショ)
斜庭の町家が、地域住宅計画推進協議会主催の「第5回 地域住宅計画賞(作品部門・すまいづくり)」で、最高賞となる「地域住宅計画賞」に選ばれました。
地域の住文化や生活を活かした「現代のヴァナキュラー住居」を目指す当事務所にとっては、とても励みになる受賞です。
どのような点を具体的に評価いただいたのかはまだわかりませんが、今月末に兵庫県篠山市で行われる表彰式とシンポジウムで、いろいろと伺えると思います。
古民家を宿泊施設にして限界集落の再生を実現した「集落丸山」の見学などもあるようで、楽しみです。
(後日のレポートをご期待ください)
※
「地域住宅計画」は、数年前までは「HOPE計画」と呼ばれていました。
「地域に根ざした住まい・まちづくり」を進める制度として、昭和58年度に旧建設省において創設され、それぞれの地域の気候・風土、伝統、文化、地場産業などを大切にしながら、地域の発意と創意により住まいづくり・まちづくりを推進することを目的にした活動です。
(ヒショ)
荒壁を廻る(めぐる)家が、京都デザイン協会主催の「京都デザイン賞 KYOTO DESIGN AWARD 2010」に入選しました。
(昨年の斜庭の町家に続く2度目の入賞です。)
荒壁を廻る家は、築40年のマンションをリノベーションしたもので、廻遊性のあるプランに加え、ひび割れと藁スサの表情豊かな「荒壁仕上げ」の壁や、ベンガラ・松煙・柿渋を用いた「古色仕上げ」の床板など、時間を経て表情と味わいが増す素材/仕上げが特徴です。
数年前の仕事ではありますが、賞の趣旨である「京都の伝統と文化を守りながら、新たなデザイン手法を用いて、新しい京都のデザインの創出を図る作品」として、評価をいただけたことを嬉しく思います。
10月30日(土)から11月5日(金)まで、京都府庁旧本館2階にて入選作品展が開催されますので、ご都合よろしければお立ち寄り下さい。
>> 詳細はこちら(pdf)
(ヒショ)
今週発売の『チルチンびと』63号に、斜庭の町家(T邸)と当事務所が、少し紹介されています(p.160)。
その土地の気候風土への対応はもとよりのこと、暮らしの習慣や近隣との関係の取り方など、いわば地域で培われ蓄積されてきた「集合的な住経験」とでもよぶべきもの(これは多くの場合、間取りや家屋の配置構成、ディテールに表現される)を、きちんと認識・理解しかつ尊重しつつ謙虚にしかし媚びずに参与する。
そんな「ジェントルな住まい」のあり方がいいんじゃないか、という気がしてきています。
祇園にあるギャラリー ASPHODELで行われている、京大高松研展覧会「depth」にOB枠(スタジオコースOBとして。実は高松事務所でのバイト経験もあったりして…)で出展させていただいています。
会期は、2010年10月2日(土)〜11日(月)。
>> 詳細はこちら
| NEWs 最新情報 | 10.10.02
2010年10月9日(土)と16日(土)の二日間、京都河原町三条のメディアショップにて、イブニングレクチャー「生きている文化遺産と観光」が開催されます。
書籍『生きている文化遺産と観光』の著者のうち、京都周辺在住の4人がスライドを交えて話します。飲み物片手の気楽な会ですので、ご興味のある方はお気軽にどうぞ。
【趣旨】
地域振興の手法として、 様々な文化遺産を活用した観光開発が注目されて久しい。特にこれは、社会的にも経済的にも停滞する地域において、住民生活の維持と文化遺産そのものを保護するための社会的・経済的基盤をも形成する「切り札」として期待されてきたものである。しかし、こうした取り組みが上手く機能している例となると、それほど多くはないようであるし、何とか軌道にのっている例においても、いろいろな問題を抱えているというのが、実際のところではなかろうか。
ゲスト各者の事例報告から、こうした問題について考えてみたいと思う。
第1回 2010.10.9(土)18:00-20:00
「生きている棚田景観と保全をめぐる思惑—フィリピン・ルソン島」 平田隆行
「変化を許容する巡礼都市の新たな展開—インド・ヴァーラーナシー」 柳沢究
○聞き手:藤木庸介
第2回 2010.10.16(土)18:00-20:00
「戦略的観光開発と伝統的文化保全の葛藤—中国・麗江」藤木庸介
「観光開発による伝統産業の復活—タイ・クレット島」清水苗穂子
○聞き手:柳沢究
入場無料(1drink order)
場所:MEDIA SHOP(京都市中京区河原町三条大黒町44 VOXビル1F)
>> チラシ【pdf】
>> 詳細はこちら
| NEWs 最新情報 | 10.09.21
2010年7月18 日(日)~20日(火)の3日間、MINDAS主催、国立民族学博物館・エジンバラ大学南アジア研究センター共催の国際シンポジウム『The City in South Asia』が開催されます(会場:国立民族学博物館)。
かなり専門的テーマを扱い、使用言語も英語(通訳なし)、ということで一般向けとは言い難い(というか研究者向けの)シンポジウムではありますが、参加はオープンです。インド都市研究の最新動向に触れるには絶好の機会と思いますので、ご興味のある方は是非どうぞ。
詳細はこちら。プログラム(pdf)はこっち。
柳沢は初日午前中の「Panel 1A: The Formation of the Indian City」パネリストとして出席します。英語の議論が不安です。
| NEWs 最新情報 | 10.07.15
『亚洲城市建筑史』主編:布野修司・亚洲城市建筑研究会、译者:胡惠琴・沈瑶、中国建筑工业出版社、2010年
2003年に出版された『アジア都市建築史』(布野修司編、昭和堂)が、このたび中国語に翻訳されて出版されたそうです。定価39元。だいぶお安くなってますね。
見本誌をいただいたのでパラパラ眺めていると、やはり中国語の表記に目がいきます。私がコラムを書いたインドの「ヴァーラーナシー」は、「瓦拉纳西」と表記するようです。ちょっと気になって調べてみたら、玄奘の『大唐西域記』では「婆羅痆斯」となっていました。ずいぶん変わるんですね。ちなみに「ヒンドゥー教」は「印度教」です。たいへん分かりやすくてよい。
余談ですが、この大唐西域記中の婆羅痆斯国の記述の中に、有名な「月の兎」の説話(何も取り柄のない兎は、自らの体を焼いて老人(実は帝釈天)に捧げ、兎のこの振る舞いに感動した帝釈天は、月に兎の姿をとどめたという話)が、現地での言い伝えという形で収録されています(この話はいわゆるジャータカ物語の一つとして、いろいろな古文献に載っているのだけど、中国に伝わる文献の中では唯一「大唐西域記」のみが月と兎の関係に触れていて、インドに伝わる古い話の形を残しているのだとか(水谷真成訳の2巻354p注)。日本にもこれを通じて伝わったのでしょう)
初めてこの話を読んだとき、「月の兎」はてっきり中国起源かと思っていたのが、実はインドまで遡ることを知って驚いたものです。
4月17日・18日・24日-25日の4日間、御池通にあるアルク・ファニチャーポイント(御池通高倉東入北側)を会場に、ASJの建築家相談会が開催されます(入場無料・予約不要)。
柳沢は4月18日の担当で、建築相談をお受けしています。
ご来場の折りにはお気軽にお声かけください。
| NEWs 最新情報 | 10.04.12
災害時仮設住宅モデル「SAKAN Shell Structure(SSS)」が、『TOTO通信』2010年春号・特集「小屋は過激だ」に掲載されています(Web版も後日アップされるようです)。
解説の執筆は、元『SD』編集長でヴェンチューリの著作の訳者でもある伊藤公文氏。
伊藤氏がSSSについて「これらが並び立って集落を構成するありさまは、岩場にフジツボが群生しているような、人工的な気配が薄く、自然界の出来事であるようなさまが思い浮かぶ」と評してくれた点が、個人的には嬉しかったです。
「SHELL-TER」の頃から、まさにそういうイメージを思い描いていたのだ。
TOTO通信のことは(失礼ながら)今まで知らなかったのですが、バックナンバーをいくつか見ると、どれも密度が高く、企業広報誌(?)としては異様なクオリティ。編集者の視点が濃厚に出てる点がとても面白く、一般の人や学生の目にとまりにくいのが惜しい。けれど、今の時代、むしろその方がいいのかもしれないとも思う。
あと、最近知ったのですがSSSは、エクアドルのデザイン誌『bg magazine』No.46にも掲載されていたらしいです。
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