SUMIKA
炭処:都市の中の炭焼き温室ひろば, 2009(計画案)
都市の中で、落ち葉や家庭ゴミなどを材料とする〈炭〉を焼き、その熱を利用して緑を育てる温室広場をつくろうという提案。
廃棄物の処理と、〈炭〉の生産と、緑の成長と、人々の集まる場の創出、をいっぺんに実現し、さらにCO2排出量削減にも大きく貢献するという、一石五鳥の作戦である。
都市の中で炭を焼き、緑を育て、人が集う
"SUMIKA"は、落ち葉や家庭ゴミを素材とした「炭焼き小屋」
"SUMIKA"は、炭焼きの熱を利用した小さな「温室」(既製品の利用も可)
"SUMIKA"は、暖かな空間に街の人が集う「ひろば」
温室に集まって、温室効果を防止しよう :-)
〈炭〉の材料としては一般的なのは木材だが、落ち葉や家庭ゴミからも、同じ方法で炭を作ることができる。
都市で発生する落ち葉やゴミは、廃棄焼却されるとその炭素成分量に比例してCO2を発生させる(下表)。しかし、それらを炭焼きの手法で〈炭〉にすれば、CO2を固定化することになり、CO2排出量を大きく減らすことができる。
生産された〈炭〉は、地中に埋設して土壌改良剤として利用したり、水の浄化剤の他、もちろん燃料としても活用できる。
名称:SUMIKA
ドローイング:CG
制作:2009年
"Low Carbon Life-design Award 2009" 応募作品