究建築研究室 Q-Labo.
究建築研究室 Q-Archi. Labo.|京都の建築設計事務所

MEMO 雑記・ブログ: 究建築研究室 Q-Labo.|http://q-labo.info/memo/
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MEMO 雑記・ブログ
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年賀状・撰2011

二年ぶりの「年賀状・撰」です。
(実は、昨年もちゃんとえらんだんだけどアップロードをサボってしまった)
年賀状という日本のコミュニケーション文化を尊重し、年賀状に込められた創意・工夫を讃え、選出作を1年間掲示鑑賞するという企画(→主旨と弁明はこちら)。

今年もヒショと共に、昼休みに11作品を選出しました。
基準は有って無いようなもんですが、あえていえば、①手間がかけられていて、②読んで触って眺めて楽しめて、③一年間飾っておきたくなるもの、といった感じです。
不遜なのは自覚してますので、請ご容赦。

それでは本年のBEST3から。


●BEST3

月面温泉で地球見を楽しむウサギの図(勝手に命名)。
モチーフは王道だけど、風呂に入ったり餅をついたり月面マシンを運転するウサギたち(バニーガールもいる)を、鉛筆と水彩で鳥獣戯画調にコミカルに描いていて見ごたえあり。その密度とセンスに脱帽です。できればもっと大きな絵で飾りたいくらい。
○差出人:浅見俊幸建築設計室さん

「懐かしい」というには昔過ぎる時代のお正月の子供たち。なのに懐かしい感じ。関さんの作品はどれも、そんな遠くて近いような不思議な世界を感じさせます。1/29〜2/11、一乗寺恵文社で展示をされているそうです。
いつか蔵書票をお願いしたいと思っているのですが…。
○差出人:型染作家・関美穂子さん

パッと見、インドのどこかの街の風景(看板をよく読むとマドゥライだ!)。
よく見ると、リクシャーや看板の写真などあちこちに差出人ご夫妻が隠れている、という丹念なつくり。あ、ラトナカフェの看板もあった。
昨年のダッカの街角の写真も素敵でした。
○差出人:ラトナカフェさん

つづいてジャンル別の入賞作。


●家族近影

 

【左】子供写真はうちのも含め定番ですが、飛び抜けたインパクトと鮮やかさが光った姉妹ツーショット。ふたりともご両親に似て濃ゆかわいい。
○差出人:友人Mさん夫妻

【右】手作り感と立体感が際立つ松崎家は3年連続の入賞です。ポートレートが格好いい。奥様は昨年、七条の方に「まえだのドーナツ」というお店を開かれたそうです。
○差出人:庭とドーナツの松崎家


●書

一枚一枚の手書きが嬉しい。
が、すいません、何とお読みしたらよいのでしょうか…分かる方いたらコメントください(ヒショ)。
この方の賀状を見ると、いつも今年は書道をやろう、という気持ちになるのですが…
○差出人:ヒショの広島の友人Eさん


●写真

 

【左】昨年、チビ2号誕生をはさんでうちの家族の写真をたくさん撮ってくれた梅ちゃん。さわやかな笑顔でチビがよくなついていました。撮ってもらった写真がどのように仕上がるか、また今後の活躍が楽しみです。
○差出人:写真家・梅田彩華さん

【右】日暮さんも3年連続で入賞。好みがあいすぎなのです。ご無沙汰してますが、『コンフォルト』1月号ではご一緒できました。
○差出人:写真家・日暮雄一さん


●オリジナル

 

【左】写真では全然伝わらないですが、表情のある和紙です。ありそうでなかった紙オンリー。そうか、年賀状はまず第一に「紙」だ、という本質をつく年賀状(笑)。紙のプロの気概。今やってる町家改修の仕事でご一緒しようと、密かに画策しています。
○差出人:かみ添 kamisoeさん

【右】これも写真ではわからないんですが、全面に凹み加工が施された触覚派。真ん中の、◎と×で表現されたウサギもかわいい。
そういえばうさこちゃん(ミッフィー)の × は、Vの鼻とへの字の口なんだそうで。
○差出人:グラフィックデザイナー・盛あやこさん

これも実は立体的な作品。ただの白紙やんけと思いきや、百数十本の切り込みが入っていて、ぼんやりとウサギの形が浮かびあがっている。手間かけすぎです(笑)。
○差出人:タトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所


●番外

宛名側の差出人名の脇にちんまり添えられた「ピータンラビット」。
気づいたとき、思わず吹きました。
○差出人:ゲストハウス・胡乱座さん


今年も年賀状をいただきありがとうございました。
ネタにした上に勝手に選考などしてすいません。来年もやります。


>> 年賀状・撰2009 その1その2  >> 企画主旨   >> Tag:年賀状

Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 11.01.22 | (0)

雪が積もるとこ積もらないとこ

ペチャクチャナイト京都#2が終わって、木屋町に出たら大雪。
酔っぱらった夜の雪は、客観的にたいへん危険だけれど、本人はとても気持ちよい。

帰る途中、道路上にときどき、雪が積もっている部分と積もってない部分がハッキリと分かれている場所があることに気づいた。右の写真では、インターロッキングの目地に沿って綺麗に雪が積もって(融けて)いる。

車やモノが置いてあったり、屋根が張り出しているわけじゃない。
おそらく地面の温度か伝導率の差によると思うんだけど、同一素材の道路で違いがでるのは何故だろうか。

地下に水道管や下水管が通ってるから?

| MEMO 雑記・ブログ | 11.01.17 | (0)

ペチャクチャナイト京都

久しぶりに日記らしい新鮮な更新。
昨晩「ペチャクチャナイト京都 #2」というイベントが木屋町アバンギルドで開催され、プレゼンターのひとりとして参加してきました。

ペチャクチャナイト(公式サイト)は、カジュアルな大人の発表会というのが適切か。何人かのプレゼンターがスライドを使って話題提供(自作とか活動とか考えてる事とかの話)をして、それを肴に酒を飲みコミュニケーションするという集まり。
ミソは「20x20」というプレゼンのルールだ。「1人20枚のスライドを20秒ずつ合計400秒(6分40秒)でプレゼンテーションする」という非常にシンプルなルール。しかし、プレゼン準備の負担が大きすぎず、またしゃべり過ぎで間延びするのを防ぐ絶妙な設定。実際やってみると、1枚20秒というのは、かなりスピーディーでドキドキします。

もともとは建築家のクライン&ダイサムの発案だそうで、東京を皮切りにこれまで世界300都市以上で開催されてきたという。各イベントは、"PechaKucha Night Kyoto"のように都市名を冠している。
重い政治の話も軽い趣味の話も砕けた発見の話も深刻な生い立ちの話も、みんな並べてプレゼン可能という、これぞフォーマット・デザインの力。すごい発明と思う。

で、今回の「ペチャクチャナイト京都 #2」。
観衆が予想以上に多い。100人近かったのではないか。うち7割ほどが外国の方っぽい。ネット上でもほとんど広報されてなかったのに、なんでこんなに集まるのだ。京都在住フォーリナーの濃ゆいコミュニティの存在を感じる。

発表者は9人。僕のネタはインドの「融合寺院」(融合寺院についてはこの記事で少し書いてます)。
作品紹介をしようか迷ったけれど、自己宣伝よりも場が盛り上がる話題を提供する方がよいだろうと判断した。とはいえ、これまで建築系日本人には話したことがあるが、一般のしかも外国人は未知のゾーン。しかも日本語でやるのに。

結果:かなりウケました。
終了後、すごく面白かったよ、と何人かの方に声をかけて頂きました(ウケをとることが目的ではないのですが)。スクラップ&ビルドではない「重ね書き」のデザイン、いわばビルト&ビルド Built&Build なやり方がいいと思うんだけど。というメッセージは伝わったように思います。
他の発表者の方で印象的だったのは、テク能ロジーのJonah Salzさん、バティック染色のフジモトヤスヨさん、書働家の薛翔文さん等。

その後、12時過ぎまでまったりと飲む。アバンギルドは食事がおいしいですね。

次回のペチャクチャナイト京都は5月の予定だそうです。
一般からの応募も受け付けてるので、われこそはという人、オススメです。

| MEMO 雑記・ブログ | 11.01.17 | (0)

蓮華寺:京都, 2004

蓮華寺、京都、2004

京都で最も好きな庭の一つ、大原街道沿いにある蓮華寺。
紅葉の季節をのぞけば、人も少なく静かに落ち着ける。

縁と軒、そして柱によって切り取られた名庭はたくさんあるけれど(京都では詩仙堂、曼殊院、円通寺、奈良では慈光院など)、ここでは池が間近にまで迫っている。その水面に覆いかぶさるように、樹々の葉が重なり合いながら茂っている。
そのため建物の中の方に座って庭を眺めると、水面に浮かんでいるような心持ちがする。

雨など降って、水面がさざめきたつのをじっと見るのも、ここならではのよさ。

夏の前後に訪れると、鬱蒼とした樹々の緑に包まれたようになる。

Tags: | MEMO 雑記・ブログ , PICTUREs 旅と建築 | 11.01.15 | (0)

2011 謹賀新年

nenga.jpg
写真上段:左から、2歳頃の父きわむ・チビ1号・母
写真下段:左から、4ヵ月頃の父きわむ・チビ2号・母    
(究建築研究室のトレードマークの牛がさりげなくウサギになってます。)

新年あけましておめでとうございます。
昨年は竣工物件こそなかったものの、本が出たり賞を頂いたり慣れないレクチャーをしたり子供が増えたりと、なかなかに実りある一年だったのではないかと思っています。
お世話になった皆様、ありがとうございました。

初詣で訪れた横浜の伊勢山皇大神宮にて引いたおみくじは中吉でした。
「いまさら新しい目標を選んでも無理。かねて積み上げた力が発揮できるところを目指してがんばれ。」(おみくじ文面ママ)
との、やや微妙かつフランクな励ましに従って、精進致します。

本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 11.01.03 | (0)

チェスキー・クルムロフ Český Krumlov:Czech, 1997

チェスキー・クルムロフ Český Krumlov:Czech, 1997

チェコ南部の小さな都市チェスキー・クルムロフ
美しい歴史的街並みは、第二次大戦後と民主化革命後の二度にわたり、主要住民がごっそり入れ替わるという壮絶な歴史を経て今に残されてきたという。

FH020010.jpg

| MEMO 雑記・ブログ , PICTUREs 旅と建築 | 10.12.17 | (0)

そうだインドカレー、作ろう。

こんにちは、ヒショです。
肌寒い日曜日の昼下がり、スパイシーでホットなカレーが食べたくなりました。

カレーといえばインド、インドといえば究所長(?)。インド研究者でもある彼は、特別カレー好きではないけれど、3食カレーがひと月続いても平気な程度には好きだそうです(それ大好きと違うのん?)。そこで今回、久しぶりに本格カレーを作ってもらうことに。
下記レシピは、所長のお兄さん(カレー大好き)が入手した某人気カレー店のレシピをアレンジしたものです。インドの雰囲気をしっかり感じさせつつも日本人好みのマイルドな仕上がり。手間をかける甲斐のある味だと思います。ぜひお試しください!

■ 材料

・分量:7〜10人分くらい
・材料費:約2350円(うちスパイス代750円)

① 肉・野菜など
・鶏モモ肉(400g)   ・玉ねぎ(4〜5個)    ・トマト水煮(1缶)
・ナス(2本)      ・丹波しめじ(1パック) ・ブロッコリー(1株)
※野菜は適宜好みのものを
・ヨーグルト(大さじ2) ・コンソメ(35g)    ・塩(適量)  
・サラダ油(50mL)   ・バター(25g)


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Tags: | MEMO 雑記・ブログ , SELECTED 選り抜き | 10.12.13 | (2)

三条大橋の下

三条大橋の下に、単管足場とコンパネでできた懸け造りの小屋が出現している(27日朝に確認)。丁寧にブリッジのついた入口まである。
技術といいコストといい、スクウォッターの仕事とは思われないが、なんだろう。
橋関連工事の資材置き場? 休憩所?

Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 10.11.27 | (0)

研究レポート脱稿・町家三段活用


うちの事務所は「建築研究室」と名乗っていることもあり、ときどき研究の仕事もやったりする。ここ一ヶ月ほどは、某大きめの企業から依頼されたインドの伝統的住宅に関する研究レポートに、ずっと取り組んでいた。それがようやく先日脱稿! 肩の荷が下りた〜。机に山積みになってた資料もこれで片付けられる。
はじめはヴァーラーナシー、マドゥライの現地調査資料を中心にまとめるはずが、結局、総論から他都市の事例までフォローし、結構なボリュームとなってしまった。ご満足いただけるとよいのだけど。


というようなレポート執筆の合間に、ウェブを見てご連絡いただいた町家改修の相談の、現場確認に行ってきた。
たぶん昭和初期くらいの築で、少なくとも外見上かなりしっかりしている。町家にしては珍しく広い南向きの裏庭があり、明るい日の差し込む室内が魅力的な町家だ。

住まわれる方も、一度壊したものは二度と取り戻せないのだから、古さと新しさがバランスよく混じり合った家にしたい、という明快な考えをもっておられて、とても共感する。
現状、まず第一案としてプランと模型を作って提案したところ。今後はまだ確定的ではないけれど、是非ご一緒できればよいなと思う。

この間、自分のやってきた仕事を振り返る機会があり、要するに僕は(インドにせよ京都にせよ)、いかにして時間の流れを建築・都市に埋め込むか、というテーマをずっと追いかけていたのだということに気が付いた。そういう意味でも、とてもやりがいのある仕事だ。


ついでに、その近所でちょっと面白い町家の事例を見かけたので紹介。
同時期に建てられたであろう町家が、「町家→看板建築」の変化過程のサンプルを示すかのように並んでいるのだ。

たぶん、ほぼ原型そのままのもの(左)。
1階部分に木造モルタル箱形の増築がなされたもの(中)。建具がアルミサッシに変わって、戸袋も無くなってる。
で、1・2階全面にわたり増築してほぼ看板建築化したもの(右)。
かろうじて軒が勝っているものの、ここまでくると原型がわからない。

Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 10.11.24 | (0)

写真撮影@荒壁廻家ほか


荒壁を廻る家が某誌に紹介されることになり、先週、完成から7年越し2度目の本格的写真撮影が行われた。撮影していただいたのは喜多章さん。どのような仕上がりになるのか、今から楽しみ。
同行は編集のT永さん、最近オープンデスクでうちに来ている稲垣君。

ちょくちょくお邪魔しているので、あらためて感慨深いわけではないけど、7年を経て随所に味わいが増しているのを見ると、やはり嬉しい。狙い通りとニヤニヤ。古色塗りを施した床板などは、2匹の猫のおかげで、数十年前の古材といって通用しそうな表情であった。

お住まいのKさん夫妻には今回たいへんなお手数をおかけした。本当にありがとうございました。でも、これを機に抜本的な家の整理改革を行った結果、家が居心地良過ぎて生き方まで変わりそう、とのコメント。すばらしい。


左:モルタル金鏝押さえのキッチンカウンター。油が若干染み込んで表情が成長している。ソリッドだけど固すぎず、ピカピカすぎなくて僕は好きな仕上げ。こちらの奥さんにも好評なんだけど、一般にはやはりステンレスがいいという方が多い。
右:韓国で買ったという照明器具がとても荒壁に馴染んでいた。それにしてもよく面白い物を集めてくるなー。


撮影終了後、「テルマエ・ロマエ」と「11人いる!」をお借りして帰る。一瞬で読了。
ローマ風呂マンガはずっと読みたかった一冊。ばかばかしくも楽しく感心する、日本マンガの裾野の広さを感じる作品だ。「平たい顔族」って…。あと、帯の煽り文が珍しくとてもよくできている。以下長いが転載。2巻も読みたいなあ。

「古代ローマの設計技師(風呂限定)ルシウス。
 仕事熱心な彼は浴槽のアイディアについて悩みまくり、
 そのあげく現代日本の銭湯にワープ!?
 彼は日本と古代ローマ(風呂限定)を往来できる
 体質になってしまったのだ!!
 好漢ルシウスの時空を越えた大冒険(風呂限定)が始まった!!」

萩尾望都は実はあまり読んだことがなかった。定評あるプロットはやはり見事で(中高生で読んでたらもっと響いただろうな)、ぐいぐい引き込まれる。SFとしても、サスペンスとしても充分に楽しめる完成度の高さ。しかし少女マンガに免疫の少ない僕は、むしろ本筋と外れた少年少女の淡い恋愛描写にどきどきしてしまうのだった。

〆切を過ぎた原稿があるのに、こんなことを書いてたら怒られそうだ。


話はまったく変わるが、その前の日は京都静原のカフェ・ミレットにて、友人の長野君の結婚パーティがあった。落ち着いた雰囲気の中で、パーティには珍しく時間をたっぷり使った、終始和やかなよい会でした。
店内の壁には、ヴァーラーナシーの大きな写真パネルが架かっていて、ちょっと驚く(下)。ご無沙汰してます、その節はお世話に…と思わず挨拶してる気分になった。写真はお店の方のお父さんの撮影だとか。

Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 10.11.19 | (0)

河井寛次郎記念館:京都, 2008

河井寛次郎記念館:京都, 2008

「民藝」ど真ん中な設えには好き嫌いがあるかもしれないけれど、河井寛次郎記念館(河井寛次郎旧居)は、空間的な魅力において京都の町家の最高峰の一つだと思う。もう6回くらいは訪問しただろうか。
個人的に京都で好きな建築を10個あげろと言われたら、間違いなくその一つに入る。

詳しい解説は後日に・・・

Tags: | MEMO 雑記・ブログ , PICTUREs 旅と建築 | 10.11.12 | (0)

一年点検@斜庭


屋根のちょっとした水切りに鳥がとまって、糞が落ちてくるといった話も。うーん・・・

先月下旬、斜庭の町家の一年点検に。
実は竣工後も何度もお邪魔してはいるのだけど、毎回驚くほどに綺麗に住んでくれてることに感動する。
高橋工務店の内田さんと共に、外まわりから中、造作家具・設備系の点検まで。
何カ所か対応の必要のある点はあったが、左官壁のひびも建具の反りもまったく見られず、1年次としての状態は全体的にすごくよい。
庭の水はけが思ったより悪かったのが問題と言えば問題。対策を考える。


左:感動的にきれいに住んでいる。
右:日のよくあたる場所はフローリングが焼けてきた。油をそろそろ塗り直さないと


左:夏・冬とも活躍の断熱スクリーン
右:キッチンの引出しも押入れも開けて見せてもらう(奥さんスイマセン…)。

工務店のチェックの後一時間ほど時間をもらって、ご夫妻に設計に関するヒアリング。
設計段階の打合せにじっくり時間をかけた甲斐あり、かなり満足していただいてる様子。
内容を挙げていくとキリがないですが、印象的だったコメントを何点か。

・はじめリビングの天井が高すぎる(最大4.5m)かと心配したけど、住んだら全然気にならない。むしろ、もうこれより低い天井の家に住めないくらい。
・視線はちょっと気になるけど、大開口はとても気持ちいい。早く木が育つとよい。
・浴室のコルクタイルはいい。これ以外考えられない。
・キッチンの換気扇がすごいパワー(笑)
・吹き抜けの断熱スクリーン大活躍。
・天井高の低い奥まった和室部分がとても居心地のよい場所に。
・寝室の照明は、やはりベッドの中から消せるとよかった。
 (設計時、さんざん議論の末にこれをやめた経緯を振り返って)
・寝室と土間との間の窓がお気に入り。
・玄関のスリットや大型引き戸の埋め込んだアクリルの光がきれい。
・シャワーバーやタオル掛けの位置、引き出しの把手には改善の余地あり。
・・・
などなど
次は二年点検。

その前にも、遊びに来ると思いますけど。
よろしくお願いします。

Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 10.11.10 | (0)

丹波篠山

地域住宅計画全国シンポジウム出席のため、10月28・29日と丹波篠山へ。
篠山は、市街・周辺集落あわせると、通算5回目。
駅を降りると、日本昔話に出てきそうな、丹波特有の平地からにょっきり生えた山並みが見えます。

市民センターにて地域住宅計画賞の表彰式。
三井所清典さんには、斜庭の町家について「京都の町家を現代でつくるとどうなるか、というテーマにチャレンジした点を高く評価した」とのコメントと励ましをいただきました。頑張ります。

まちづくり部門は西陣大黒町の活動が受賞し、京都市(しかも上京区)で二冠。京都市にも報告してくださいね、と言われたけれど、どこに伝えればいいのかな。


いただいた賞状はたいへんに豪華なもので、有田焼の印章が嵌め込まれた山形の金山杉の額に入っています。
家に帰ってチビ1号に持たせてみる。
でかい。そして重い…

シンポジウムの後は、篠山の街並み見学に。

摂丹型民家に起源をもつという妻入りの家が目立ちます(参考論文URLメモ)。
一般に、間口が狭く奥行きの長い敷地では、妻入りの方が材料効率がいいし、目立つファサードがつくりやすい。ただ、隣地境界側に水が流れるので、そこに排水スペースが必要になる。また豪雪地帯では、隣の家に雪が落ちてしまうため、難しい。
京都で平入りが発達したのは、「みやこ」の高密さゆえに、隣家と密着して建てて敷地を目一杯活用するためか。あるいは、街路に対して控えめに家を構えるという「みやこ」的センスのゆえか。

伝統的な建築の意匠を活かしたという市営住宅も見学。この市営住宅や集落丸山を設計した才本謙二さんの活動、また、NPO法人たんばぐみの活動は、すごく面白い。また今度伺って詳しくお話を伺いたいところです。

二日目は、限界集落の再生事例として有名になりつつある「集落丸山」(集落内の古民家を一棟貸ししている宿泊施設。値段はやや高めですが、家族でのんびりと滞在するのによさそう)の見学分科会に参加。
運営主体のNPOの方、集落の方、改修にあたった工務店の方々から、いろいろとお話を伺うことができました。具体的な改修手法もさることながら、資金計画や運営、既存制度の活用や法規対応といった事業の枠組みづくりが、行政と連携しながらきわめて綿密になされているのが印象的でした。

丸山集落の風景。谷間の地形に田畑が広がり、遠くに灰屋(はんや)が見えます。

ある自然地形の中で、どこに家を建てるか、という選択には、住み手の価値観がとてもよく現れます。現在であれば普通、平らで日当たりがよく風通しのよい「いい場所」が、家の敷地として選ばれるでしょうが、ここでは、谷の真ん中の最も日当たりがよく川に近い「いい場所」は田畑に割り当てられ、家々は山裾の斜面に建っています。

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