究建築研究室 Q-Labo.
究建築研究室 Q-Archi. Labo.|京都の建築設計事務所

研究レポート脱稿・町家三段活用: 究建築研究室 Q-Labo.|http://q-labo.info/memo/000197.php
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研究レポート脱稿・町家三段活用


うちの事務所は「建築研究室」と名乗っていることもあり、ときどき研究の仕事もやったりする。ここ一ヶ月ほどは、某大きめの企業から依頼されたインドの伝統的住宅に関する研究レポートに、ずっと取り組んでいた。それがようやく先日脱稿! 肩の荷が下りた〜。机に山積みになってた資料もこれで片付けられる。
はじめはヴァーラーナシー、マドゥライの現地調査資料を中心にまとめるはずが、結局、総論から他都市の事例までフォローし、結構なボリュームとなってしまった。ご満足いただけるとよいのだけど。


というようなレポート執筆の合間に、ウェブを見てご連絡いただいた町家改修の相談の、現場確認に行ってきた。
たぶん昭和初期くらいの築で、少なくとも外見上かなりしっかりしている。町家にしては珍しく広い南向きの裏庭があり、明るい日の差し込む室内が魅力的な町家だ。

住まわれる方も、一度壊したものは二度と取り戻せないのだから、古さと新しさがバランスよく混じり合った家にしたい、という明快な考えをもっておられて、とても共感する。
現状、まず第一案としてプランと模型を作って提案したところ。今後はまだ確定的ではないけれど、是非ご一緒できればよいなと思う。

この間、自分のやってきた仕事を振り返る機会があり、要するに僕は(インドにせよ京都にせよ)、いかにして時間の流れを建築・都市に埋め込むか、というテーマをずっと追いかけていたのだということに気が付いた。そういう意味でも、とてもやりがいのある仕事だ。


ついでに、その近所でちょっと面白い町家の事例を見かけたので紹介。
同時期に建てられたであろう町家が、「町家→看板建築」の変化過程のサンプルを示すかのように並んでいるのだ。

たぶん、ほぼ原型そのままのもの(左)。
1階部分に木造モルタル箱形の増築がなされたもの(中)。建具がアルミサッシに変わって、戸袋も無くなってる。
で、1・2階全面にわたり増築してほぼ看板建築化したもの(右)。
かろうじて軒が勝っているものの、ここまでくると原型がわからない。

Tags: | MEMO 雑記・ブログ | 10.11.24 | (0)

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