居住空間学講座|京都大学柳沢研究室
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まちや+こあ:ZEHコアによる町家・コミュニティ再生モデルの提案: 居住空間学講座|京都大学柳沢研究室|http://q-labo.info/kyoto/030_project/000448.php
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まちや+こあ:ZEHコアによる町家・コミュニティ再生モデルの提案

伝統的な町家にZEH化したコアを挿入することで、その空間構成や装いの魅力を保ちつつ各種性能を向上させるとともに、生活文化の継承や地域コミュニティの再生にも貢献する持続可能な住まい方のモデルの提案。「エネマネハウス2017」における京都大学チームの提案です。

>> エネマネハウス2017・最優秀賞

名称:まちや+こあ:ZEHコアによる町家・コミュニティ再生モデルの提案
所在地:大阪市北区 うめきたサザンパーク(うめきた2基B区域)
用途:住宅(モデルハウス)
建築面積:46.84 ㎡、延床面積:61.63 ㎡
設計期間:2017年4月〜9月、工事期間:2017年10月23日~11月10日、実測・検証:2017年11月18日~28日、一般公開:2017年12月2日~17日、解体:2017年12月22日

提案作成:京都大学/柳沢研究室(進藤拓哉【学生代表】・山田文音・林泰宏・新津春佳・薬師寺由尭・柳沢究【建築設計統括】・前田昌弘【地域コミュニティ計画】)、小椋研究室(稲本佳奈・髙野駿・中澤結・康陽介・小椋大輔【プロジェクト代表】・伊庭千恵美【環境設備計画統括】)、金多隆【プロジェクト・マネジメント アドバイザー】、三浦研【高齢者居住アドバイザー】、かしも木匠塾・京都大学京都工芸繊維大学チーム【ワークショップ協力】
設計協力:トヨダヤスシ建築設計事務所(豊田保之)、STAGE一級建築士事務所(毛利隆之)、水の葉設計社(中野弘嗣)、NPO法人WOOD AC(河本和義)
施工:株式会社中島工務店(鷲見昌己・卞悠)、豊田工業所
資材・設備機器提供:愛知県陶器瓦工業組合、旭硝子株式会社、大阪ガス株式会社、株式会社木曽アルテック社、株式会社木の繊維、Cabot Aerogel GmbH、積水化学工業株式会社、大建工業株式会社、ティエムファクトリ株式会社、東芝ライテック株式会社、日鉄住金鋼板株式会社、パナソニック株式会社、ピーエス株式会社、株式会社紅中、株式会社山長商店、株式会社LIXIL、協同組合レングス
後援:京都市

伝統工法で建てられた京町家を、ZEHの要件を満たす〈ZEHコア〉を部分的に挿入することで改修します。改修後の京町家は、地域が運営するコミュニティ・ハウスとなり、アクティブな単身高齢者が〈ZEHコア〉を中心に居住しながら、その管理人となるという設定です。〈ZEHコア〉の外側は、地域に開いた交流活動の場として活用されます。住環境や安全性の改善など建物単体でのメリットと共に、伝統文化の継承や地域コミュニティの再生に貢献するという価値をも創出します。町家の規模によって、様々なライフスタイルに対応可能となる改修方法です。
また、町家の意匠は保ちつつ、高気密高断熱化、創エネルギーを実践しています。伝統的な京町家で行われてきたように、建具の開閉によって風を通したい場所に効果的に風を取り入れることができるようにもなっています。京都大学理学研究科による基礎研究の成果を実用化した断熱材「エアロゲル」を用いて、産学連携を図っています。

大学と民間企業等の連携により、先進的な技術や新たな住まい方を提案するZEHのモデル住宅を実際に建築し、住宅の環境・エネルギー性能の測定・実証や、展示を通じた普及啓発を行うプロジェクト「エネマネハウス2017」における、京都大学チームの提案です。提案内容は2017年の秋、他の4チームと共に大阪うめきたの会場にモデルハウスとして建設され、実証実験や一般公開が行われました(2017年12月解体)。

>> 提案概要(pdf)

>> エネマネハウス公式サイト

>> 京都大学の提案内容(エネマネハウス公式サイト)

>> 「まちや+こあ」プロジェクトサイト(Facebook)




北側外観:屋根にはガラス瓦+シート状太陽光発電システム


北側正面


南東から見る


出格子から土間・座敷を通して奥庭を見る


土間から見るZEHコア:建具はエアロゲル障子、床はエアロゲル入りの三和土タイル敷き


左:土間から座敷・奥庭を見る、右:土間


1階座敷


奥庭


1階座敷:放射冷暖房システムとオリジナルの箱階段


1階座敷から土間を見る:階段奥の壁はVIP(真空断熱材)真壁納め


2階廊下


2階居室


左:エアロゲル障子、右:洗面・浴室、断熱檜風呂

写真撮影:笹の倉舎 / 笹倉洋平

| Projects プロジェクト , Desgin 建築設計 | 18.01.01