地域性の増幅装置としての建築家
『住宅建築』誌の、アンダー40の地域で活躍する建築家特集に、地域性について最近考えていたことを整理し寄稿したものです。ちょっと抽象的な話に終始してしまったのは反省ですが、建築家が地域の個性を育てるとはどういうことなのか、自己参照や再帰構造による特性の増幅、という現象を適用して考えてみました。地域の個性を醸成する一つの方法は、ある程度限られた地理範囲の中での相互参照による、特性の発見とその特性を補強する(そしてある程度抑制的な)介入行為の蓄積ではないかと思っています。
建築資料研究社『住宅建築』2018年12月号 掲載(2018年)
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| ARTICLEs 小論 | 19.12.11