究建築研究室 Q-Labo.
究建築研究室 Q-Archi. Labo.|京都の建築設計事務所

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7月の大阪建築見学ツアー

実に久しぶりの更新。facebookに慣れてしまうと、こっちの投稿が億劫になってしまうけれど、風化しないうちに7月の大阪行きの件をアップしておきます。

実験集合住宅NEXT21が公開されていたので、せっかくなので研究室の学生達に行くか?と尋ねたら結構な参加希望者がいたので、7月9日、総勢10名にて名古屋から大阪の弾丸ツアーを決行。幹事は米澤君。

朝9時集合で名神をかっとばし始めに西淡路高射砲陣地跡住居へ。
一帯がスクオッティングの名残を残しつつ再開発が進んでいる様子。マンションに囲まれた周囲とのコントラストの方が強く、高射砲台跡自体が浮いてしまい、さらにそこに加えられた増築部が安っぽく見える。ステージ状の上部構造と下部構造をつなぐ場当たり的増築による空間は面白そう。

中之島の公会堂はほんの少しかすめて、昼食をかっこみNEXT21へ走る。

じっくり2時間の見学ツアー。建設後20年を経て育った立体的な植栽と路地空間の構成がすばらしくて、逆にスケルトン&インフィルというコンセプトがかすみそう。スケルトン状態の住戸(?)も見せて頂けたのはよかった。建設された実験住戸には大阪ガスの社員が住んで、設定通り(例えば料理教室を開く等)の生活を送るのだという。竹原義二さんの住戸も見学。

その後急いで、個人的には今回の大阪行きのハイライトである、木村松本建築設計事務所による「K」へ。設計者の木村さんに直々にご案内いただく。
時間が少なく申し訳ないというか残念な、もっとゆっくりしたい、街に曝されているような守られているような、これまでに味わったことのない空間だった。第一印象で、新築なのに改修物件のように感じたのが不思議だったけれど、白すぎず濃からず、無彩色の淡いトーンでまとめた色彩と、同じく微妙な表情の素材の選び方や、意図の明快すぎない寸法のとり方、街との距離のとり方が、時間を経た空間にも似た深みを感じさせたのかなと感じた。

学生たちも「建築ってここまで深く考えるんですね」などと後で神妙なコメントをしていた。良い刺激をもらったと思う。木村さん、本当にありがとうございました。

名残惜しく「K」を後にして大急ぎで、営業時間終了間際の木材仲買会館へ。木材を扱う業者の建築として、木を使いたおすデザイン。このような施設にもかかわらず建具を木製にするための法規対応などが興味深かった。学生たちもとても興奮していた様子。当日のアポ(失礼しました)にも関わらず、こころよくご対応いただき感謝です。

最後に、阿倍野の旧村野・森建築事務所を外から眺めて、近所の居酒屋で軽く打ち上げ、その後名古屋へ。ドライバーはお疲れ様でした。

| MEMO 雑記・ブログ | 13.08.22 | (0)